今回も「アドラー心理学」について書いていきたいと思います。
テーマは、「劣等感」です。
誰しもが抱える劣等感ですが、中には、「劣等感何て持ってないよ」なんていう人もいるかもしれません。
そんな人は一生進歩しないかもしれません…(*´Д`)
劣等感は悪いもの?
私たちが生活している中で、とにかく悩みの種になるのが
劣等感
です。
例えば、
- お金がない
- モテない
- 仕事がうまくできない
- 太っている
などなど…。
あげればきりがないですが、必ずこういった劣等感を抱えているものです。
劣等感、と聞くと、それ自体が何かマイナスなもののように感じてしまいますが、実はそうではないと言うのが、アドラー心理学の考え方なのです。
劣等感=頑張るところ
劣等感は、それ自体が悪いものではありません。
例えば、
太っているから、頑張って痩せよう!
と思うことは、
劣等感があるから、それを解消するために頑張ろう!
と、自分のマイナス面をプラスにしようと努力するきっかけにもなります。
これは、他の劣等感でも当てはまります。
仕事がうまくいかないから、他の人に聞いてもっと効率をあげよう!
とか、
お金がないから、深夜のアルバイトで少しでも多く稼ごう!
など。
とにかく、劣等感を克服するために努力することがとても大切なのです。
劣等感がない?!
中には、
「劣等感なんてないよ~」
「俺ってなんでもできるし~」
なんていう人もいます。
そんな人たちは、一生進歩しません。
先ほども述べたように、「劣等感=頑張るところ」です。
劣等感がないと言うことは、何に対しても努力を怠るということです。
つまり、一切の進歩の放棄ともいえます。
劣等感がない人=進歩しない人です。
とはいえ、表向きはそう言っていても、実はなにかしら劣等感を抱えていることもあります。
その劣等感を解消するための努力をせず、諦めたり投げやりになったりする場合もありますよね。
そういった時には、それを「劣等感」とは呼ばず、「劣等コンプレックス」と呼ぶのだそうです。
劣等コンプレックスとは?
「劣等感」が、自分の欠点や未熟な部分を努力で治すための源だとすると、「劣等コンプレックス」は、
努力することを諦め、ゆがんだ心になる源
と言えます。
「どうせ私なんて」
「どうせ俺なんて」
と、最初から諦めてしまうのです。
確かに行動することよりも楽かもしれませんが、それでは一生その「劣等コンプレックス」が解消されることはありません。
しかも、劣等コンプレックスの悪いところは、他を攻撃したり、自慢したり、自分の悪いところをアピールしたりと、他の人も巻き込んでしまうところです。
お金持ちに対して、「どうせ悪いことしてんだろ」「金の亡者」などと攻撃的になってはいませんか?
私も一時期そんな荒んだときがありましたが、ああいう時って文句を言うだけで、自分は何も努力していないことの方が多いです。
努力していたら、文句を言う暇もありませんし、そういった人たちを見て、「すごいなぁ」「いいなぁ」と思うくらいです。
どうしても攻撃的になってしまう人は、「もしかしてこれは劣等コンプレックスなのかも」と気づくことで少し気が楽になるかもしれません。
スポンサードリンク
また、自慢し過ぎるのも劣等コンプレックスの特徴です。
自分が出来ていないこと、他から劣っているかもしれないと感じる部分に対して、過剰に自慢してしまいます。
例えば、「大手企業に勤めている」と自慢したり、「すごくナンパされて困っちゃう!」なんて自慢してしまう人は要注意です。
実は「仕事でよく怒られている」「全然モテない」ことの裏返しの自慢である場合があるからです。
私の知人にも、自分はかなりモテる!と息巻いている人がいましたが、その人が再婚する気配は一切ありません。しかも周囲からは、「妄想ばかりしているイタイ40代女性」としてしか見られていませんでした。
これは見ている方も痛々しいです…。
もしもこの女性が本当にモテていたのなら、こんな自慢は必要ないと思いますし、モテている人はあまり自慢しません。
おそらく彼女は、「自分は子持ちでも歳をとってもモテるはずだ!モテないなんてありえない」という劣等コンプレックスに陥っているのだと思います。
そして、「自分の悪いところアピール」をする人も、劣等コンプレックスを抱えている可能性があります。
「何やってもうまくいかないんだよねぇ」
「好きな人が出来てもすぐフラれちゃうんだ」
なんて話ばかりする人は要注意です。
人間には、「そんなに悪いことに合うなんて、この人には悪いところがあるのでは?」と考えてしまう心理があるのだそう。
あまり自分の悪いところアピールをしていると、「ダメな人なんだな」と思われて、マイナスなイメージになってしまいます。
悪いところの話や失敗談はほどほどにしましょう。
劣等感を解消するには?
劣等感を解消するには、とにかく努力するしかありません。
努力というと、松岡修造さんバリに、ガツガツやらないといけないと思いがちですが、少しずつでもいいのです。
とにかく思い切って行動すること!
それこそが劣等感を解消する第一歩になるのです。
太っていると悩んでいるなら、ココナッツオイルダイエットを始めてみるとか。
お金がないな~と思ったら、短期バイトでもしてみるとか。
やってみないと何も変わりません。
むしろ精神状態は悪化していきます。
この世の中に、完全な人間などいません。
人間は必ず「不完全」にできています。
ミリオンセールスをたたき出すアイドルでも、人気がある俳優でも、普段ニコニコしている人でも、どこかの社長でも、必ず何かしらの劣等感を抱えています。
みんなそれをバネにして努力をしているからこそ、輝いて見えるのです。
なんでもいいから、なにか劣等感を解消することを、少しずつはじめてみませんか?
まとめ
劣等感は悪いものではなく、努力の源
劣等コンプレックスは持つべきではない
劣等感を解消するには、とにかく行動してみること!
以上です(*’ω’*)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
関連記事
コメント
劣等感もコンプレックスも同じ意味だろ。
by もの 2017年6月10日 12:14 AM