アイドルの丸山夏鈴さんが、5月22日、21歳という若さで亡くなりました。
丸山さんは脳腫瘍が転移したことによる肺がんに侵されながらもアイドル活動を続け、息を引き取るその時までアイドルとしてのプライドを保っておられました。
丸山さんのご冥福をお祈りします。
今回は、丸山さんの死因となったと考えられる、肺がんの原因と食症状について取り上げたいと思います。
そもそも肺がんって何?
肺がんとは、肺にできるがんのことです。
肺がんは、肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞がなんらかの原因でがん化したものです。進行するにつれてまわりの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。
引用元:がんを学ぶ
肺がんの原因には、次のようなものが考えられます。
肺の細胞の中にある遺伝子に傷がつく(変異する)ことで生じます。傷をつける原因にはさまざまなものがありますが、代表的なものが喫煙と受動喫煙です。その他にも、アルミニウムやヒ素、アスベストなどが原因になることが知られています。
引用元:がんを学ぶ
やはり喫煙が一番の原因と思われていますが、タバコを吸っていなくても、家族や職場で吸っている人がいる場合は、受動喫煙で肺がんになるリスクがあります。
最近では、女性ホルモンのひとつである、「エストロゲン」の量や濃度や、大気汚染物質も肺がんの原因ではないかと言われています。
また、遺伝で肺がんになることはまれなのだそうです。
と言うことは、生活習慣や環境によって肺がんになるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
そんな肺がんの初期症状とは、どんなものなのでしょうか?
肺がんの初期症状は?
肺がんの初期症状はどういったものなのでしょうか。
基本的にはのどや胸の違和感など、やはり肺に近い部分に症状が現れます。
- 咳が長く続く(1か月以上続く)
- 息切れするほどの咳が出る
- 痰の量が増える
- 痰の色が濃くなる
- 血痰が出る
- 胸の痛みがある
- 物が飲み込みにくい
など、特に咳や痰に異常が見られることが多いです。
肺がんの初期症状は、風邪によく似ていて、発熱を伴うこともあります。
肺がんは進行が早いため、風邪だと思って放置してしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねません。
また、咳が3~4週間以上続く場合は、肺がんだけでなく、肺結核や肺炎などにかかっている可能性もありますので、病院に行って検査してもらった方が良いでしょう。
肺がんは進行が早いですが、早期に発見できれば完治が目指せるがんなので、気になる咳や痰が出る場合には、早めに病院に行きましょう。
肺がんの他の症状は?
肺がんになっている場合には、上記の症状以外にも症状が出ることがあります。
- 呼吸困難(息切れしやすくなる・息苦しい)
- 体重が減る
- 喘鳴がある(ぜーぜー・ヒューヒュー)
- 声がかすれる
- 顔や首がむくむ
- 頭痛
- めまい
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また、肺がんが進行し、神経を侵された場合には、
- 腕の痺れ・痛み
- 肩の痛み
- 上半身のむくみ
などが考えられます。
更に進行し、他の場所に転移すると、転移した場所によっては、
- 背中や腰の骨の痛み
- 骨粗鬆症
- 多毛
- 嘔吐
- 低血圧
- 背中や腰やお腹が張る
- だるい
- 目がかすむ
- 味覚が変わる
- 呂律が回らない
- 手足の関節の腫れ・痛み
などの症状を伴うこともあります。
ここまで進行したり、他に転移する前に病院に行き、適切な治療を受けることが大切です。
肺がんを予防するには?
生活習慣によってなってしまうと言われている肺がん。
予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
禁煙する
喫煙は肺に悪い影響しか与えません。
しかも、吸っている本人だけでなく周りの人にも悪影響を与えています。
自分の為だけでなく、家族の為にも、禁煙することが大切です。
果物を食べる
食べ物の中には抗酸化作用のはたらきのあるものがあります。特に果物はさまざまな効果を含んでおり、すすめられます。特にこれという果物ではありませんが、国際的に認められた最新の疫学的な研究によると、果物の効用が認められました。
引用元:大和薬品株式会社HP
果物を多く食べている人はそうでない人より、肺がん発生率が2~4割程度下がると言うことが、研究で明らかになったそうです。
野菜では効果は見られないそうですので、果物に含まれる何らかの成分が、肺がんの予防に良い影響を与えていると考えられます。
普段の食事などに積極的に取り入れたいですね。
大豆食品をとる
大豆に含まれる「イソフラボン」が、肺がんの発症リスクを低下させてくれると言う研究結果が出ています。
タバコを吸わない男性の場合は、
イソフラボン摂取量がもっとも多いグループ(平均値で1日当たり48㎎)は、もっとも少ないグループ(平均値で1日当たり9mg)と比較して、肺がん発症リスクが半分以下(約43%)
引用元:OMRON
となっており、明らかに予防効果があることがわかります。
また、女性でも、男性ほどではありませんが、予防効果があることが実証されています。
とはいえ、
「タバコ吸ってるけど、大豆食品たくさん食べれば大丈夫!」
ということはないので気を付けてください。
タバコを吸っている人が頑張って大豆食品を食べても、予防効果は見られないそうです。
折角予防効果を期待して大豆食品を食べるのなら、やはり効果をきちんと出したいですよね。
喫煙している人は、まずは禁煙から始めましょう。
大豆を含む食品
イソフラボンを多く含む大豆食品は
- 大豆
- 納豆
- 大豆の煮豆
- 湯葉
- 豆乳
- おから
などがあります。
毎日の献立に取り入れて、肺がんを予防しましょう。
まとめ
丸山夏鈴さんは脳腫瘍の一部が転移し肺がんに
肺がんの主な初期症状は咳と痰
他にも胸や背中や腕が痛くなったりすることも
予防には禁煙と果物や大豆食品の摂取が効果的
以上です(*’ω’*)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
丸山さんは脳腫瘍の肺転移であり、原発が肺ではないので肺癌ではありません。
by Medical Doctor 2015年5月25日 9:02 AM
Medical Doctorさん、コメントありがとうございます。
管理人のMANAです。
確かに、丸山さんは、幼いころから脳腫瘍があり、それが肺に転移し、闘病中に亡くなられたとのことです。
一応、丸山さんの死因は「肺にできたがん」とされていますし、ニュースサイト等では「肺がんで死去」と書かれていますので、このサイトでもそうさせていただいております。
ご理解いただけると幸いです。
by mana 2015年5月25日 3:46 PM