タレントの仁科仁美さん(30)が、交際相手の飲食チェーン店の社長と席を入れずに出産することをブログで報告されました。
仁科さんは夏ごろに出産予定。今は妊娠5か月くらいでしょうか。
最近よく聞く、「未婚の母」ですが、その実態はどういったものなのでしょうか?
未婚で妊娠した場合
恋人がいると、未婚でも妊娠することがあります。
最近は授かり婚も珍しくなくなりました。
ですが中には、妊娠を告げられたら一方的に逃げる男性もいるようです。
男性は逃げられますが、女性はそうはいきません。
お腹に宿った命、そうやすやすと一人で産み育てるか、中絶するかなんて選べません。
環境や経済的に許すなら、産みたいと思うのが当たり前だと思います。
仁科さんも、一人で未婚の母になると決意するまで、たくさん悩まれたと思います。
ですが決断したからには、これから生まれてくるお子さんのために頑張ってほしいものです。
未婚で妊娠した場合でも、母子手帳はもらえます。
病院で妊娠していると言う証明書を出してもらい、それをもって地域の保健センターに行きましょう。
母子手帳のほかに、妊婦健診票ももらえます。
十数回の妊婦健診が無料になりますので、必ず母子手帳を貰いに行きましょう。
経済的にも助かるはずです。
未婚で出産したら、戸籍はどうなるの?
未婚で出産する場合、戸籍は新たにつくられます。
もしも、両親の戸籍に入っている場合には、両親の戸籍から抜けて、新たに自分(母)と子供の戸籍が作られます。
日本の戸籍は3世代は入れない様になっているので、強制的にそうなります。
また、父親が認知してくれないと、父親欄は空白になります。
認知してもらうにはどうすればいい?
認知してもらうには、2つの方法があります。
まずは、話し合いで認知してもらう方法。
結婚しないにしても、父親はあなたである、と認めてもらいます。
父親に、認知の届け出をしてもらう必要があります。
2つ目は、「強制認知」と言う方法です。
まずは裁判所に認知調停を申し立て、それが不成立なら訴えることが出来ます。
自分でもできますが、弁護士を雇うとスムーズに事が運ぶことがあるようです。ただ、費用が掛かりますので、お財布と要相談ですね。
強制認知で裁判になった場合は、子供が相手の子であると証明しなくてはなりません。
例えば、DNA鑑定の書類であるとか、妊娠したであろう時期に交渉を持ったこと、血液型等と言ったことで証明していきます。
DNA鑑定であれば、その結果ではっきりするので判断してもらいやすくなります。
認知してもらったら、養育費の請求を
いくら女性の社会進出が進んでいるからと言っても、妊娠出産する女性と、男性のお給料では差があります。
そこで、子供の権利として、父親には養育費を請求しましょう。
万が一、父親に財産も給料もない場合、養育費が取れない可能性もありますが、そうでない場合なら養育費の受け取りが可能です。
父親が支払うことを拒否したら、裁判所に申し出ることもできます。
父親の給料から差し押さえることもできますので、未払いが生じたら裁判所や弁護士に相談してみるといいと思います。
また、もしも出産時、妊娠時にかかった費用があれば、父親として払うべきお金を請求することも可能です。
もしも認知してもらえなくても行政のサポートを
万が一、認知も養育費の支払いもしてもらえなかった場合は、早急に行政に相談に行きましょう。
妊娠中から相談に行っていろいろ聞いておくと安心かと思います。
児童手当の申請はもちろんのこと、児童扶養手当の申請、児童育成手当、住宅手当等、様々な補助があります。
(やむを得ない場合には、生活保護も視野に入れましょう。)
また、医療費の助成や、税金の免除などもあります。
ぜひともお住まいの役所等で確認されてみて下さい。
子供と一緒に前向きに生きていくための制度ですので、十二分に活用されることをおすすめします。