10年くらい前のこのくらいの時期に、家族で修羅の国に帰省して地元のうなぎ屋に行ったときに起きたちょっとした修羅場。
せっかく帰省したんだし、ということで妻と子供と母、弟と一緒にうなぎ屋に行ったんだ。
子供が幼かったのと爆睡してたので、もしも大声出して泣き出したら他のお客さんに迷惑がかかるということで、あまり他のお客さんがいないお座敷の席へ案内してもらって、のんびりと鰻を食べていたんだ。
ふと、窓の外を見ると、店の玄関前の駐車場に黒光りした高級車が3台ほど滑り込んできた。
車のドアが開き、中から如何にもな方々がゾロゾロと。
真夏の炎天下にもかかわらず、誰一人、真っ黒なスーツの上着を脱ごうとはせず、また、ネクタイも緩めることなくキッチリと締めた彼らが店に入ってきた。
どことなく張り詰めた空気の中、なぜか店員さんは彼らを、僕ら家族の周りの席へご案内。
どうやら周りの席の方々も鰻を食べに来た模様。
隣の席はどうやらお偉いさんたちが固まってるみたいで、
「いやー兄弟、今年の夏はホントに暑いのぉ」
なんて言いながら上着を脱いだりネクタイを緩めたりして各々くつろいでいる様子。
次第に隣の席からもノンビリとしたような世間話が聞こえてきたんだが、内容が全然ノンビリじゃなかった。
内容の一例)こないだウチの若いのを関東に差し向けてフガフガ(ちょっと聞き取れず)タマァとってこらせた。
話題は終始こんな感じ。
完全に武闘派な方々です。ありがとうございました。
あの方々が周りの席に来た途端、うちの家族は一言も喋らず、鰻の味もよくわからないまま、早く帰りたいけどうかつに動くとかえって怖いので周りの方々が店を出るまで、平静を保っていたのでした。
2,3人くらいなら見かける時もあるんですけどねぇ。。。
さすがにあちら側の世間話は怖すぎた。
乙
大阪でいうと箕面辺りの
金貸しの街よりずっとこわい
>>630
下っ端の人らが10人くらいいたんだけど、お偉いさんたちがくつろいでる間、背筋伸ばして正座して、一言も話さないの。
で、料理が届いて、手を合わせて「いただきます」の代わりに
正座のままお偉いさんの方を向いて「師匠!いただきます!」と一礼。
食べ終わって「ごちそうさまでした」も代わりに「師匠!いただきました!」と一礼。
最初マジでドッキリかVシネの撮影かと思ったもん。
>>631
あぁ、そういえば近くに結構でかい組の組長の家か何かがあったかも…。
ああいう人は子供にはやさしいから、少なくともそう演じないと面子がつぶれる
子供のころ銭湯に行くたびに絵の付いた人の背中叩いて回ったっけw
元気な坊主だなと褒められたわ
父は側にいたけど笑ってみているだけだった
時代が違いすぎるけどね
で、やっぱり優しかった
当時は男湯に女児も入れたから父親とよく通っていたんだけど
背中の絵をキレイ~と言ったらイチゴ牛乳おごってくれて
父親が何度も膝に付く勢いで頭を下げてお礼言っていた
父親にとっての修羅場だな
>>638
暴力団辞めた奴が就ける職業が鳶とか土方とか刺身にたんぽぽ入れるとかしかなかったのでは?
近所の工事で休憩中だったのか、入れ墨彫ってるおじちゃん達がかき氷食ってて
そこを通り掛かったら「兄ちゃん、かき氷1個多く買ってもたからやるわ!」って袋に入ってるのをくれた
ビビって畏まって「え?あ!いや、いいんですかー?うわー折角なんで頂きます!ありがとうございます!」って言ったら
「中々気持ちいい返事するやんけ!w」て褒められた
帰って袋を開けてみたらいちご味だった
意外といい趣味
その当時のとび職はパイロットに次ぐ高給だって金八が言ってた
やくざ辞めた奴が出来るほどとび職は甘くないよ
材木業者や大工でも入れてる人は多かった。
中でも鉄骨鳶なんかは年収にして1000万いくと思う
うちの市長、高卒の元とび職だな(建設会社経営)
元官僚の対立候補に勝った
高校自体は地元のトップ公立で今は超進学校
今は指紋とかIDタグとかあるけど
>>647
半纏の模様ではなかったか
あと、フィッシャーマンセーターの話も混ざってる気がする
>>629
修羅の国の方言なら本物。大阪弁なら担がれたんだよ、それ。
亡くなったとある落語家がやってた悪戯がそんな具合。
一門の墓参りの時なんかに、そのまま料理屋に繰り出すのね。
それでわざと、他より少し離れた席に座ってる人の近くなんかに陣取って
893系を匂わせる会話をして帰る。迷惑料代わりに、担いだ人の飲食代も払って帰ることもある。
後日弟子に電話させて、その後の様子を探らせる
「師匠、ばれてませんでしたで」→「そやろそやろ、わしの演技力もたいしたもんやろ♪」
「師匠、あきません。気づかれてましたわ」→→「そうかそうか。わしも有名になったなぁ。TVに出てもないしあんだけ演技してても声だけで判るんやさかい♪」
「はんまにまあ、しょうもない。人の悪い悪戯しなさる」 と同業者から言われてた悪戯の手口だよ
弟子が耐え切れんで笑ったりすると、お前のせいでバレるやいかッと怒られるんで、弟子たちは大変だったそうだ
二十年ぐらい前に九州で落語会を行った時に、ゲストだった他の同業者を誘ってこの悪戯をした。という話があるよ
(本人が話してた)
兄さん→兄貴。○○師匠→兄弟。うちの弟子→うちの若いの。という具合に摩り替えるのが常套手段
もし893だったら何事もなくてよかったし、
もし噺家一行なら、今まで騙されてたのを知って、あの世で手を叩いて大喜びしてるよ
この記事へのコメント
ウチの姉が小1の時バス通学で
帰りのバスを待ってる時に雨が降ってきて
濡れながら待ってたら
近くのおじさんが雨宿りさせてくれてお菓子もらったって嬉しそうに言ってたらしい。
それは実はヤクザの事務所で父と母はさぞ肝を冷やしたことだろう。