平成の大合併前、うちは母子家庭で俺が大学生になった頃の話。
母は公務員だった。その自治体の女性の中ではかなり上位だったようで、合併前の交付金で出来るという図書館の副館長になるんじゃないかと言われており、男性公務員からはそれなりに反感も買っていたようだ。
そんな折、母は健康診断に引っかかって検査入院することになったんだが、先述の図書館立ち上げに追われだいぶ検査入院を先延ばしにしていた。
そして入院したその日、ご家族の方と医師に呼ばれガンが相当進行しており手が施せない状態だと告知されたのが一つ目の修羅場。
非情だが本人に告知すべきだった筈なんだが、親族や周囲の人間の「かわいそう」を真に受け伝えられなかった。
検査も治療も行われないまま病室に閉じ込められた母を休学して病院に詰めていたんだが当然日に日に弱っていくのを見ているしか出来ない状態。
ある意味親子で病院に閉じ込められてる感じだった。
さすがにおかしいと気がつく母、病院からの逃走やら自サツ未遂やらを起こし薬で沈静化させる事態に。
そんな中押しかけてくる大学の先輩。
「遅くなってすまなかった。さぁお母さんをお寺に連れて行こう。信心があれば病気も良くなる」
と意識の無い母を連れ出そうとしてくれたのが第二の修羅場。
そんな状態では長く保つわけもなく入院から3ヶ月目で母タヒ亡。ちょうど新図書館オープンの数日前だった。
そんなわけで「生意気にも図書館オープンの日程に葬式をぶつけやがって最後まで生意気な。葬式を一週間ずらせ」
というお言葉を頂いたのが第三の修羅場。
おかしいと思う→逃走や自サツ未遂、は飛躍しすぎ。
いきなり出てきた先輩が宗教でどうこうは、「ここまでが前提」に書いておけよw
で、その「お言葉」って誰から?
反応もらえるとは思わなかった。
かき逃げするつもりだったので端折りすぎて飛躍してるよう見えるところは勘弁してくれ。
>>526
本人告知は都市部では流行ってた頃だと思う。
お言葉は複数のお役所の方から言われたよ。中堅どころの人たちだったね。さすがに上の方の人からは言われなかった。
治療の方法がないほどガンが進んでいたら、今でも告知しないことが多い。
飛躍し過ぎとか。末期の方の精神状態とか判るの、君。
どうせ寝かせておくだけならわざわざ金払わなくても良くない?
普通に仕事してたほうが長生きできたんじゃないの
根拠のない無責任な発言する意図は何?
本人にガンだと伝えられていればまだ色々と道はあったと思うが、余命はさほど変わらなかったと思うよ。
検査入院の時点でかなり転移が進行してたからな。
母に嘘を突き続ける結果になってしまったこの判断は未だに後悔している。
お盆に母ちゃん帰ってくる頃に聞いてみろ
「母ちゃんはあの入院してた時は自分がタヒぬことをわかってたのか?」とさ
仏壇の前に2本、和蝋燭を立てて右に「はい」左に「いいえ」と書いた紙貼ってそれぞれ火を点けて質問する
燃え方が変わった方が答えだ!
って昔ガキの頃に近所の子がやってて不気味だったな
治療費高かっただろうなあ。
>>533
高額医療費の請求はしたよ。母の職場が役所だっただけあってその辺はスムーズにできた。
保険はちゃんと降りたが、それより退職金がでかかった。医療費、俺の学費と奨学金、家の二世代ローン全部払ってまだ8桁余裕であった。
ほんと公務員は優遇されてるよな。中のクズ率もハンパないけど。
普通本人のみとやり取りするよね
>>536
よっぽど「内緒にしてくれ」って要請が無ければ、大体家族呼ぶよ
治療する時は常に、不測の事態が起こる可能性があるから、必ず説明して同意貰っとく
本人はその時意識無い可能性があるから、出来るなら家族にも話しておきたいって考えてる
俺は骨大工で緊急性あまりないから
家族に説明できない場合は、基本的に手術しない
友人が告知された時は、家族は呼ばずに本人に直接だった
担当医いわく
「ヤバイ場合は家族を呼びます、貴方はその必要が無いので安心して」
実際に10年近く経ったが、ピンピンしている
ちなみに、ヤバイ場合は
「今は色々とうるさくって、家族への説明とか同意書が必要なんでー。皆さんにお願いしているんですよ」
と言うそうだ
このレス読んだ今が修羅場だわ…
癌じゃないが今月半ばに手術控えてるんだが親でも兄弟でも都合のつく奴皆連れてこいって言われてる俺は…
手術は血管近くにメス入れるものなら全部家族呼ぶぞ
いないと万が一出血させたときに追加輸血できないから
事前に輸血同意書とるだろ?
親には一応言っといたけど、全然気にしてなかった
1週間位してからいつだっけと言われ、先週済んだわ、っていったら見舞金で3万くれたっけ
おふくろの時代は3週間くらい入院だったから2~3回見舞いに行った覚えはあるんだが・・・ま、そんなもんだ
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