大学卒業して2~3年後、同級生の結婚式がピークだった頃
中学の同級生Bから「同じクラスだったAさんの結婚式一緒に行かない?」と誘われた。
BとAさんは仲良かったけれど、私はAさんとろくに口利いた事無いし、なんで私?と思ったものの
新郎側との人数の兼ね合いなど、なんか理由があるのだろうと。
それからAさんに電話だかハガキだかで、正式に招待を受け、式場に行きました。
友人の中でも目立たないように地味目な服で、出し物もBとのデュエットの予定で。
会場に着いてびっくり。新婦の友人ってBと私の二人だけだった。
新郎の友人は、小中学校の友達、高校の友達、大学の友達、会社の友達、15人程。
親戚もそれなりに呼んで、料理も豪華で、それなりのお式。
職場結婚のはずなのに、女の同僚がゼロ。
新郎は友人と和気藹々なのに新婦と私達には微妙な空気が。というかもっとおしゃれして来れば良かった。
がんばってお酌をし、新婦に話しかけ笑いかけ、写真撮影に動き回り、親しい友人を演じましたが
「空気読めよ」という親戚の方々からの視線が痛かった。
合コンでも声かけたらすぐ4~5人集まる時代に、なんとかならなかったんでしょうかね。
ちなみに二人はすぐ離婚し、彼女は今でも独身だそうです。
いい人だなあ…
なぜ友人を呼ばなかったかの理由として聞いたのは
結婚式をAさんはしたくないと言っているのに、旦那の親がしたいと言い、無理やりだったとか。
旦那さんはいいところの長男らしくて、立派な服装の親戚がたくさん来てたよ。
Aさんのところも家持ちのまあまあのお家柄。
旦那さんの同僚はAさんの同僚でもあるのに冷たい態度で驚いた。
結婚式を拒否るAさんもだし、無視する同僚もだし、なにがあったんでしょうね。
いい人と言ってくれてありがとう。
二人しかいない友人のくせに、二人で一つの歌でおしまいにしてしまった申し訳なさと
多分厳選された親友の中の一人なのに、色ドレスでも振袖でもない自分が
非常識な人間だと見られてると思うと、生きた心地がしなかった。
もう一つ、お色直しで退場したあと、旦那さんだけ白→グレーに着替え、
Aさんは同じ白ドレスに、髪型だけアップ→ふわふわカールにしてアクセサリーを変えて出てきた。
皆小声で「同じ?同じだよね??」とざわつきっぱなし。
スタイリストさんは違う印象に見えるように苦労したと思う。
後から聞いた話によると、結婚式はしても良いけれど、ドレスは一つしか着ないと条件だったそう。
お金がもったいないからだそう。
自分の意思を持ち、我を通すのも良いけど、周りに迷惑かけたらダメだよね。
旦那だけお色直しで嫁はそのままっていうのは珍しいよ
逆なら多いけど
ドレスを変えるのと同じくらいの時間がかかったかし、旦那さん明らかに着替えてるし
中には白を二つ着て、三つ目に色ドレスの人もいるでしょ。四つ目続く人もいるし。
だから、それかと思って「前のとどこか違う?違わないと思う」とざわついた。
規模的には三つくらい着てもおかしくない雰囲気だったから。友人が二人しかいないという点を除いては・・・。
新郎が凄いファッションヲタクって筈も無いしね・・
って感じで結婚式を決行。
だけど花嫁は自分の意地を通すために、プログラム上のお色直しもスルー、
友達も呼ばない、って感じだったのかな。
でも同僚達からも冷たい視線って、やっぱ何かあったような。
(余談ですが、最後の母への手紙を妹に書いてもらい、当日渡されたそうで
ふてくされた小学生男児の様な棒読み。)
単に友人がいないのかも。
私もこんなのってわかってたら行かなかった。
帰りの新郎側親戚方の目線の痛いこと痛いこと。忘れられない光景です。
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カモ乙