俺が通っているカフェがある。マスターも奥さんも、常連さんも本当にいい人たちばかりなんだが、他所の店で俺と知り合ってからカフェに流れてきたM子に困っている・・・

その神経がわからん
かなり長い上にフェイク入れてるから変だったらごめん。

最近絡まれてるメンヘラ女(メンヘラだからM子)がスレタイ。

陰キャの俺が唯一通っている個人経営のカフェがある。
マスターも奥さんも、常連さんも本当にいい人たちばかりなんだけど、他所の店で俺と知り合ってからカフェに流れてきたM子に困っている。
M子は自宅が遠いくせに通い詰めて、そこに俺を見つけてダル絡みしてくる。

話題は主に犬とM子の仕事の愚痴と俺の友人(A男)の事。

M子は犬が好きらしく、ご近所の犬や通りすがりの犬を写真に収めて見せてくる。
俺は実家住まいで犬を飼っているが別にそこまで犬好きじゃない。自分の家の犬はそりゃ可愛いけど、感覚としては
「へー家で人間と一緒に暮らしているんだ！　じゃあ人間好きでしょ？　ほら見てこの外で見かけた人間の写真！」
って言われてる感覚に近い。つまり興味ない。

で、仕事の話はさらに興味ない。
M子は昼の接客業の他にホステスだかキャバ嬢だかをやってるそうだが、そこの客にアレやコレや言われたって愚痴が多い。
「イイ大学出てイイ給料貰ってるんだろうけど、上層部があんな頭悪いおっさんばっかで日本の会社大丈夫？」
「有名なところでも、酒飲んで騒ぐしか能がないなんて、大学生ってバカばっか」
とかM子は言ってる。
学歴煽りしたいわけじゃないし俺も低学歴だけど、お前専門卒じゃん……。

それで俺はお前のカレシでもないしホストでもない。M子はおっさんの愚痴聞いて金もらってるんだから俺にも金払ってほしい。

そして俺の友人(A男)の話が最悪で、どうやらA男と俺が唯一無二の生涯の親友と勘違いしているみたいでやたらA男の事を聞いてくる。

最初はのうちは、男の友情は女の友情と違うのが分からないんだろうな～くらいに考えていたが、大して頻繁に連絡していないことを伝えても、次の日どころか次の瞬間にはA男の事を聞いてくる。

実はA男はM子と初対面の時、M子の家に連れ込まれてワンナイトしている。
当時のA男は正直軽率だったと思うけど、20代なりたての大学生が飲み屋で会ったお姉さんに家に招かれたら、そうなるのはしょうがない部分もあるとも俺は思っている。

なのにメンヘラ女はその一夜限りで彼氏彼女の関係になったと主張してA男に粘着。
A男はしっかりお断りしてからLINEもブロック、なのにメンヘラ女は一方的にA男の誕生日とか交際記念日(付き合ってねぇよ)にメッセージ送って、それで当然返信がないことに逆ギレ。

A男はその粘着具合に嫌気がさして、内定を蹴って東北の実家に帰り家業を継いだ。

ごめんなさいsageてませんでした

で、ちょっと前に東京に遊びに戻ってきたA男の話をどこで掴んだのか、俺とA男が久々にカフェで談笑してるところに突撃してきた。

それで散々騒いだ挙句、A男を引っ張って店の外で罵詈雑言の嵐。
数年前に若気の至りで一度寝ただけで、しかももう1年くらいは東京を離れてるのにこんなにいうこと無いだろ……ってくらいメンヘラ女がギャオってて流石に可哀想だった。

そんでA男がせっかく帰ってきてくれたのに嫌な気分になって、マスターもなんとか場を取りもとうと胃を痛めてたのに、後日スッキリとした顔で
「ああいう頭と下半身直結してる男にはハッキリ言わないとダメ！」
「店内で水ぶっかけるの我慢した私偉い！」
みたいな感じで俺にデキる女アピールしてくるのはマジで反吐が出る。

そんなことがあったのに未だに俺にA男の話をしてくる。
まだまだA男に(一方的に)未練があるんだろうな。

カフェに俺が居ない時は、
「(俺)くんは忙しいんですか？」
「(俺)くんのお仕事って何なんでしょうか？」
「私と(俺)くんはすれ違う運命なのかな……」
とか言って、マスターや常連のお客さんにダル絡み。

最近ではマスターや常連さんが、気を利かせて
「本日はM子さんがいらっしゃってます。帰ったら連絡しますね」
とか、
「今日はM子ちゃんいないから一緒に遊ぼうよ」
とかメッセージ入れてくれるようになってしまった。

M子との唯一の接点である喫茶店に未だに出入りしている俺も悪いと思うけど、マスターや常連さんは
「あいつのせいで(俺)が居なくなることはないよ！」
って引き留めてくれて、甘えてしまっている。

マスター・常連さんは、
「きっと今は(俺)を狙っているからやたら話しかけてくるんだよ」
「共通の話題が犬とA男と、お互い社会人であることしかないからそうなるんじゃないかな」
って教えてくれてる。

ていうかその女に粉かけられていることも、俺は鈍いDTだからマスターに言われて気づいたぐらい。
要は一切異性としてなんか見ていないし、なんだったら男性として見られていると知って気分が悪くなった。

ていうかマスターや常連さんにあれだけ気を遣わせたりA男にやたら噛み付いたりしといて、未だにデカい顔して店に入ってきて俺の隣座ってくるとか冗談じゃない。