私は母子家庭だった。父親とはあえて結婚しなかったと言われ育った。父はそれなりに私を可愛がっていた。
5歳の時、父の友達数名とその家族も合同で沖縄に旅行することになった。
空港に着くと、同い年くらいの子供達がいて、あっという間にみんな仲良しになった。
父の友達が沢山色んなものを買ってくれて、凄く嬉しかった。
それが人生で最初で最後の両親揃った旅行となった。
その子達とは年賀状のやり取りや集まり、誕生日パーティーなどをして関係を続けていた。
だけど、彼らとやり取りして遊んでいる内に、「全員母子家庭育ち」という共通点があることに、中二の時にようやく気づいた。
『あえて結婚しなかった』という言葉が引っかかって母に聞いたけど無視された。
そこから反抗期がスタートし、物を投げたり怒鳴り散らしたり大騒ぎして、何度も警察が来たりした。
例の旅行仲間の友達も全員似たような感じで、母親の歯切れが悪かったらしい。
なので当時旅行を主催した私の父の家に何人かで行って問い詰めることにした。
そうしたら今まで見たことないくらいヨレヨレの服を着たおばあさんが出てきて、私たちを通した。
父が出てきて
「そりゃあ、僕は君が産まれた時には結婚してたんだから君のお母さんと結婚出来るわけないだろうw他のみんなも同じだよ。そこにいるのが僕の妻だよ。君たちのお父さんにはそれぞれ奥さんが居るんだよ」と、例のおばさんを正妻だと紹介された。
つまり私達は全員、父やその友達の愛人の息子、娘だった。
ショックで泣く子もいれば「そんな気はしてた」と落胆する子も居た。
正妻さんは「また皆で遊びにおいで」とお菓子をくれた。捨てた。
母の待つ自宅に帰って、母をボコボコに殴った。母は「親になんてことするの!」と叫んで、私を椅子で何度も殴り返してきた。
結局、父はなんの痛手も受けずに、私が学生の時にタヒんだ。奥さんは私にも遺産を受け取る権利があるからとある程度まとまった額の遺産と、父の写真と、分骨した骨をよこしてくれた。
普通なら有り得ない寛大な措置だった。
その後、例の愛人の娘や息子たちはどうなったかと言うと、最近になって自サツしてなくなった人もいれば、結婚までこぎつけるカップルもできたりした。
こういうことってあるんだなと思うと同時に、産まれてきたくなかったなーとも思う。
何も悪くない>>5には生まれてきて良かったと思えるくらいこれから良い事がたくさん起きてほしいよ
異母兄弟姉妹たちなんていないでしょ
昔は正妻さんが側室やその子供たちの面倒も見たし、使用人たちの管理もしていたんだよ
今の時代でも正妻の務めをきちんと果たしているのはすごいと思う
すごいのかな…お金持ちの障害者女性が食い物にされてる話かと思った
あと同じようなのが集団でいるのも異様だから、なんかの新興宗教の集まりなのかとも思ったな
奥さんと子供達が被害者だと思う
この記事へのコメント
これが一夫多妻制の現実か
ただの妾の話だから一夫多妻とは違うぞ
国によるけどあれにもルールはあるからな