自分が辛い原因が父ではなく母だと知ったときが衝撃だった。
父は、仕事は真面目だが酒とギャンブルばかりで、自分が小学生
くらいのころから家には真夜中にしか帰ってこないし、土曜日曜
は休日出勤だの飲みに行くだの趣味の草野球だの出かけて遊んで
もらったことはほとんどない。
母は、そんな中、パート勤めで家を支えていた。ただ、末っ子の
自分には弱いところを出してきて「父は家にあまりお金を入れて
くれないの」「酒だけじゃなく浮気もしているの」「お母さんタヒ
んでしまいたい」と愚痴をこぼすので、子供心に「お母さんは僕
が助けてあげる」みたいなことを小学生の頃から言っていた。
交流のない父と、泣いている母、自分は当然母のことを慕い、父
を必要以上に憎むという構図が出来上がった。自分は3兄弟の
末っ子だが、兄二人が大学に行かせてもらったのに、自分には
「父がお金を入れてくれない、大学の金が出せない、進学は我慢
してくれ」と泣きながら母に言われ、高卒即就職した。
結婚して家を出る兄に対し、母は泣きながら自分を引き留めてく
るので、「母のためだから」と家を出ることを考えなくなって
給与のほとんどを渡していた。母はいつも「ありがとう」と泣き
ながら言ってくれた。
そんな折、30代後半で自分は人事異動で激務の部署へ異動。この
ときも独身で親と同居していた。忙しさというより、業務上、
他者との調整や交渉が多く、うまくいかずにメンタルを病み仕事
を休むことになってしまった。
ところが、カウンセリングを受ける中で「仕事上の問題もあるけ
ど、メンタルを病んだ原因は家庭、むしろ父より母に問題がある
」と指摘を受けた。
最初は信じられなかったけど、「女の子がほしいけど3人目も男
でがっかりした」とか「女だったら某女優から名前をとるつもり
だったけど、男だから産婦人科の医師の名前をそのままつけた」
と母に言われた記憶が残ってて、女の子を産んで母親の味方にさ
せようとしたけど、男の子だったのでそういう方向性で母が育て
たのではないかと推測した。そもそも自立すべき年齢の時に泣い
て引き留めるのはおかしいのでは?とカウンセラーに言われ返答
できなった。
で、自分も結婚する予定も何もなかったけど、同棲するかもとか
嘘をついて家を出た。母には食い下がられたが、兄たちが末っ子
だけ縛りつけるのはおかしいと言ってくれて脱出した。結婚は結
局してないままだけど。
ここ数年で母も認知症になりヒステリックな面がより強調され、
父に対して「早く〇んで」「あんたのせいでみんな不幸なんだ
」とか暴言を日常的に言っている。
そんな折、突然昔の話をするときもあり「お前が大学に行かせな
いようにするためお金がないと言っちゃった」とかいまさら言っ
てくる。反吐が出る。
そして、父とも話す機会があり、なぜ、自分と交流を持たなかっ
たのか聞いてみた。理由としては「母にどうしても女の子が欲し
いからと言われ3人目を作った」「母のヒステリックがきつくて
仕事や酒に逃げていた。でも母のいうような浮気はしたことない」
「結局三男がいい子で母の思う通りに育ったので母の相手役をさ
せてしまった」「大学費用について兄との格差をつけて申し訳な
かった」と言われた。父がしっかりしてればとも思うけど、父も
母の被害者かもしれないなと思う。
もう今更大学に行きたいわけではない。
母のために費やした時間も戻ってこないのも仕方ない。
親を振り切れずに40才前まで家を出なかったことが悔やまれる。
なんかもう親とも他人とも関わるのがただひたすら嫌になってし
まった。
でも、誰かの顔色をうかがう生き方でなく、趣味でも探して、
自分が楽しいと思える時間を増やしたいなと思う。
の下りは。女の子の出産しか希望してなくて、男の名前は
考えてなかった、という意味です。
自分をとりあげた産科医の名前でいいんじゃない?
ということらしい。
40過ぎのおっさんだろうがカウンセリングで指摘されても現実を受け入れられず、実際に行動することもなく自ら壊れる人間が大半だろうと思う
310が受け入れて異常さに気付いて行動できただけでもすごく精神と体力使うことだから他人とも関わりたくなくなっても仕方ない
今はただ自分の平穏と解放感で満たされて活力充電して欲しい
きっと父親も同じ様に気付いた時には全ての気力体力を吸いとられて空っぽになってたんだろうね
>>312
ありがとうございます。
温かい言葉が嬉しいです。
カウンセラーが「両親と一緒にいない方がいい」と言ってくれて、
家を出る決心をしました。洗脳?から脱却して穏やかな生活です。
仕事も別の部署へ異動になり、そこでなんとかやっています。
彼女はここ数年いませんが、今は一人が気楽です。
しばらく人と深い関係にはなりたくないです。
母の顔色をうかがったり、父には酒や浪費をやめるよう諭したり、
無駄なことばかりしていました。
父も母の被害者、恐らく一番の被害者ではありますが
カウンセラーからは、
「あなたの辛いときに、あなたに背を向けた人ですよ」
と言われており、そのとおりだと思います。
今、父母は二人で生活していますが、
認知症も出てきて、暴言ばかりの母と一緒に過ごすのは
父の選んだ道なので同情はしないようにしています。
夫婦の問題ですし。
良いカウンセラーさんと出会えて、良かったですね。
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