姉はアレルギーがあって市販のケーキは食べられない。姉を不憫に思った、母の知り合いのパティシエが姉が食べられるアレルゲン除去ケーキを作って届けてくれたが・・・

食べ物の恨みは怖いというが、うちの姉のトラウマが物凄い
姉はアレルギーがあって市販のケーキとかは食べられない
昔はアレルゲン除去食なんてものがなかったから、姉はずっと誕生日ケーキに憧れを持ってた

そんな姉を不憫に思ったのか、姉が小3の頃、母の知り合いのパティシエが姉が食べられるアレルゲン除去ケーキを作って届けてくれた
姉は号泣するくらい喜んだ
ただ、その日はスイミングの日だったので、姉はろうそく吹き消してケーキをカットだけして食べないまま習い事に行った
俺が9時には寝るから、姉の帰りを待ってるとケーキを食べられないという姉の配慮で、先にカットだけ済ませたんだよね
母と夕飯を食べ、俺と母は先にケーキを頂いた
８時半、俺が寝る支度してると姉が帰宅
姉はご飯を先に食べて、お風呂のあとでケーキを食べるんだ！と９時頃お風呂に入った
その時父帰宅、姉の誕生日ってことも忘れてプレゼントも買わずに外で遊んで帰ってきた
母が「あなたが最後なんだからさっさと夕飯食べちゃってよね」とキレ気味に伝え、父は悪びれもせず夕飯を食べだしたところで俺は布団に入った
が、そこからおよそ30分、姉のつんざくような悲鳴で目を覚ました
何事かとリビングに行くと、姉が風呂上がり姿のまま顔を真っ赤にして怒り狂っていた
そしてテーブルにはケーキの空箱
姉の言葉にならない罵声を聞いて、父は笑いながら「え、俺が最後って言ったから残飯全部食べてやっただけじゃんw」と言った
普段絶対暴力なんか奮わない母が、その一言で包丁持ち出して父に振りかざしたときは俺はパニックになって大声あげて泣いた
その声で母は我に返ったらしく、包丁ではなく元柔道部らしい本格的な寝技を父にかけていた

母はその場で父にケーキを弁償することを約束させたが、これが間違いだった
父が後日ケーキ屋で買ってきたケーキは普通のケーキ（父の好物）
「はいはい、これでいいんだろ」と言い、姉が爆発
その日から父のことは「お父さん」ではなく「オッサン」と呼ぶようになり、父が母に「どういう教育してんだ」とキレたが
母には「自分を殺そうとした相手を親と認めるわけないでしょ」と一蹴されてた
父は俺にすり寄ってきたが、「本当のお父さんなら自分の子供頃すようなことしないと思う」と答えたのをわずかに記憶してる
てか多分この頃から俺は「この人は俺と姉の本当の父親ではないのかもしれない」と疑ってたw
父はよく聞く文言使って「誰の金で生活できてると思ってるだ」と姉と俺にキレてきたが、姉はどこで学んだのか「親には子を養う義務がある」と言い、
母は「この子達の食費も学費も習い事も、私の稼いだお金ですけど？」と鼻で笑った

とにかく子供の頃にこんなことがあっから、姉は食べ物に対する執念がすごい
大皿を皆でわける、とか、もとよりシェアする前提の食べ物なら問題ないが、自分一人分として出された料理に他人が手を出すとブチ切れる
姉に一口ちょうだいを無断でかました奴は例外なく新しいものを弁償させられるし、マックのポテト一本でも手を出せば二度とそいつと食事を共にしない

この前姉の誕生日だったんで、好物のだんご庄のだんごを差し入れしたんだが、
姉と同居のお姑さんが自分の客に団子出して食べ尽くしたらしく、現在絶賛別居問題発展中らしい
義兄には姉の食べ物にまつわるトラウマ、しっかり話して伝えてたのにな
義兄が別居に同意しなきゃ離婚だろうなぁ
しかし、２５本も差し入れして何故全部食べ尽くす？
引取同居なのによく人の家で人様の食べ物食いちらかせるよな

父が悪いし
現在の姑が悪い

>包丁ではなく元柔道部らしい本格的な寝技を父にかけていた
お母様の気を取り直した判断（本気で激昂だと察するが）柔道技は良判断

お姉様は離婚でもしょうがないんではないかと