もう十年以上前の話だが
私は画家をやっている。画家と言っても、たいして売れていない
絵画教室の講師とか古い絵画の修復とかで食いつなげているだけだ
個展も開いた事は何度かあるが、そんなに売れることはない
ある時、私のところに二人の警察官がやってきた。
これが修羅場
警察官が私に写真を見せた。写真には誰もがしる著名画家の絵が写っていた。
「・・・・・・の作品か」それだけ答えた。
警察は疑わしい声で私に見覚えがないのかと尋ねてくる
「有名画家の作品だから見覚えはあるが」と答えると、警官は目に見えて苛立った様子だ
それで私に絵のレントゲン写真を見せた。
そこには絵に私のサインがあった。
「確かにこの作品を模写した事はあります。」と答えたな
有名な作品を模写する事は画家ならよくあることだ。
確かに何年か前に絵を模写した事はあるが、著作権が切れた古い絵を模写しようが
売り飛ばそうがそれは法的にも何の問題もない。
あくまでそれを本物として売買する事が問題なのだ。
そんなことは警察官なら知っているだろう。
警察官はそれでも俺が誰にこの絵を売ったのだとか問い詰めてくる
ここまで来れば誰でもわかるだろうが。
どうやら私が模写した写真の絵が本物として売られたらしい
しかも私のサインを塗りつぶしてその上に偽造したサインをする念の入れようだ。
もともと習作として描いたものだから
絵を描いたのは何年も前の事だからよく憶えていなかったが
知人に譲ったのを思い出した。
仕方がないとその知人の名前を教える。それは私の田舎に住む老人だった。
警官はそれを聞くと幾つも尋問のような事をやって家を出て行った。
まったく失礼な話だ。
20代前半の頃の話。卒業以来会っていなかった高校の同級生から連絡があり久しぶりに会う事になった。
新郎の会社の後輩が酔った勢いで新婦の友人を口説き始めた。周りは「空気の読めない奴」と引いていたが、こともあろうに新婦の友人に飲めない酒を無理矢理飲ませて!?
夫の祖父が亡くなり、葬儀にうちも義弟の所も夫婦で出た。その通夜の席で義弟嫁に「おねえちゃん遺産どうします?」と聞かれた「どうって何が?遺産?なんの?」と聞き返すとwwwww
義弟夫婦が要領よくて、自分たちの要領の悪さを改めて痛感していてもたってもいられなくなる。義弟夫婦と真逆の自分たち夫婦が情けないやら辛いやらで、消えたくなる・・・
私「妊娠した…」夫『1年してないのに!?ありえないウワキだ!』私「違う!信じて!」 → DNA鑑定の結果・・・
疎遠にしてた友達が亡くなったと連絡が来た。しつこく何度も繰り返し後追いしたらダメだよって念押しされた
義兄嫁とたまたまスーパーで会ったから挨拶したら、そこからずーっと話ながらつきまとう。私がエコバック2つ持っていたからそこに目をつけたようで・・・
人生初のぎっくり腰になったと同時に息子が急性中耳炎発症。痛くてしがみついてくるが、こちらも激痛で動けなくてプチパニックになり!?
これまで父の日母の日はスルーして来たのに、去年結婚した義兄嫁が月1回の義実家詣でに加え、お歳暮や父の日・母の日プレゼントと手厚くやってる→そのせいか突然旦那が!?
チャペルの階段上から下にいる友人達にブーケトス「皆さん前の方へ~」と係りの人は誘導。やっと前に人が集まったはいいけど、新婦が思いっきり投げたブーケが!?
新婦側友人の余興がなんと新婦の通う空手道場の館長の氷柱割りだった。みんなびっくりして拍手喝采、受けたのに悪乗りしたその館長はその後のスピーチで・・・
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【悲報】住宅ローンのフラット35で相次ぐトラブル…住宅ローン4000万円『一括返済』求められ「絶望」他
それからしばらくして警察官は再びやってきた。
絵を譲った老人はすでに亡くなっていて、残った家人もその絵がどうなったかわからないとの話だ。
私に何か心辺りはないかとの事だった。
そんなのあるわけがない
どうも国際的な絵画の密売グループが絡んだ話らしい
私が模写した絵は、ヨーロッパのある国で本物として取引されたらしい
何億もの金が動く絵画オークションの世界だ。
あの程度の模写がわからないのかと思ったが
私の模写は予想以上に高い評価を得ていたらしい
それに真作は何年か前に盗難被害にあって現在は行方知れずになっている。
そのこともあり、私の絵は真作として、とある市場に売り渡される事になったそうだ
そして購入先は真作の所有者の美術館だったオチもある。
盗難文化財の取引は現在は国際的に厳しく取り締まりを行われ
盗難品と知られる絵を購入しても、なかなか金にはならない
だから窃盗団は所有者に対して売却することもしばしばある
もちろんその絵の市場価格より遥かに安い価格ではあるが
盗難品を取り返せるのならと、購入する美術館もいる。
美術館の鑑定家は、私の模写した絵を真作だと断定し、購入を決めたそうだが
私にしてみればありがた迷惑な話だ。
模写した絵は、より真作に近づけるように色々と手を加えられていたようだ
サインを偽造しただけではなく、古く見せるような処置も色々とやっているようだ
写真ごしでは描いた私自身でも自分が模写したものだとわからないくらいだからな
それを差し引いてもベテランの鑑定家が真作だと判断するほど私の模写は完成度が高かったそうだ。
取り返した後に改めて向こう側の手にあった間は出来なかった
レントゲン撮影などして初めて贋作と気づいたらしい
警察も私が窃盗団や贋作の売買グループと繋がりがあると疑っていたようだ
贋作として売るつもりならサインなんかするか。
こんなわけで、この事件以降、しばらく周りが五月蠅かったよ
合奏?
贋作家ではないかと疑われて酷い目にあった
これで良い?
>>659
ちょっちょっと、読みたいんでしょうけれども、 文章はしっかりしているよ。
読みなさい
そういう問題じゃなく、ここは私小説披露の場じゃないって話かと
この記事へのコメント
まあ普通に丸写しするよね~
高知県立美術館の話かと思ったけど、あちらは贋作者が海外だった
どうしても贋作というとギャラリーフェイクを連想するわ
また読み直そうかな