エネになりそうだった婚約者を最前線で止めてめでたくハッピーエンドになった話ｗｗｗｗｗ

それでは…

私と旦那は大学時代の同級生。
卒業と同時に旦那が就職先から指定されたのは旦那実家県での勤務。
当時は離職を防ぐために新卒者は基本地元に帰すのが慣例だった。
私は氷河期でもあり就職できず、また当時夫からすでにプロポーズされていたこともあり
「このまま彼についていって永久就職しちゃおうかな」って
簡単に考えてた。

彼も仕事を順調に覚え始め私もバイトしながらいつも電話で連絡取り合ってました。
（当時は携帯電話はまだまだ一般的ではなかった）
それで卒業した年の５月位に彼に会いに行った。
「結婚を前提にお付き合いしてます」って言いに彼の両親に会いに行ったんだ。

そしたら彼の父親（小規模自営の社長）に「まだまだ早い！結婚は絶対認めない！！」って
強硬に反対されてしまった。
社長だけあって物言いも断定的で怖くて更に外見も団塊世代には珍しく
180㎝体重100キロ近くという強面だった。
が、私は今思えば若気の至りだろうけどガンガン反論してしまい、
思いっきり嫌われてしまった。
「いつか息子も嫁をとるだろうけど、お前だけは絶対嫁には認めん！」って言われるくらい。

ヘタレな彼氏はガッカリして「何で親父を怒らせちゃったの？」
「もっとものの言い方あったのに…ブツブツ」
って感じで私が彼父と話てる時は一切何も言わずに隣にいたのに、
親と離れたとたん文句を言いだした。
私は「！？」って思ったけど、優しい彼の事だから丸く収めたかったんだろう。
しばらくは様子見のために遠距離恋愛を続ける事にして、
それ以後も電話でだけ連絡を取り合う関係だった。

そして夏になり、私も就職か結婚かマジで決めなくてはならないリミットがやって来た。
何と念願の夢だった就職先の一次試験に受かったのだ。
おそらくここで私が就職したら自分の性格上、もう彼氏とは結婚出来ないと確信していた。
彼氏の仕事は転勤が頻繁にあり、私の仕事は転勤無しの仕事。
結婚してもうまくいくわけがない。

そんな中電話で彼が驚愕の出来事を話しだした。
「先日家族でゴルフ行ったんだ。楽しかったよ」と。
私の中で何かがキレた。
「あんた！結婚を反対してる親に媚売ってんだ？親の意見に逆らえないんだね。
私だったら自分の結婚を反対してる親と和やかにゴルフなんて行けない。
そんなに親のご機嫌取りしたいならずっと親の言いなりになってればいい。
もう別れる。電話もすんな！」って電話ガチャギリ。

すみません、もう少し続きます↓

そして彼はやって来た。
400㌔離れた我が家へ。
電話に一切出なかったから、お盆休みに直接我が家にやって来たんだ。
「初めて親に意見を言ってきた。今まで反抗期もなくて
親父に反抗したことなんてなかったけど、これじゃ
いけないって君から怒鳴られて初めて気付いたよ。」
あの怖い親父に反抗してきたんだから、よっぽどの
覚悟だったんだろう。彼はちょっとやつれてた。
そして私も覚悟を決めて彼と入籍して就職も諦めて
遠方へ嫁いだ。

当時同居だった彼が率先してアパート捜して、家電を
準備して、親と私をなるべく接触しないように色々
気を配ってくれた。その後も多少のゴタゴタはあったが、
今では私＆子供だけでも義実家詣で出来るくらい
仲良くなった。最初から鬼嫁で嫌われていたせいか、
結婚後にはそれ以上マイナスになることはなく、少しずつ
ポイントが上がっていったみたい。

以上、旦那ではありませんが当時婚約者だった彼とのｴﾋﾟです。

ウト(当時予定)が結婚に反対したのは、息子が就職してすぐだったからじゃないの？
頭固いオッサン(しかも社長)からしたら、社会人一年目なんてまだまだヒヨッコだし、
地盤も出来てないのに結婚だと!？となるのはわかる気がする。

まあ最終的に上手くいってよかったね。

ま、一緒にゴルフをして親父を懐柔、
ということも十分に考えられるんだろうけど、
若かったりせっぱつまっていたりすると
それが分からなかったり、理解できても
許せない、という事はあるだろうからね。

今は、幸せそうでなによりですだ。

氷河期真っ只中の３０代前半だけど、
とっくに携帯普及してたよ。
せめてPHS。
就職活動してんのに携帯ないなんてありえない時代だよ。

wiki
プレ団塊ジュニア（1970年代前半生まれ。親が戦中生まれ世代）、
真性団塊ジュニア（1970年代後半生まれ。親が団塊世代）、
ポスト団塊ジュニア（1980年代序盤生まれ。親がポスト団塊世代）

氷河期世代もいろいろあるんだなｗ