「〇〇君東京でお医者さんやってるんだって？今度遊ぼうよ」同級生がメールしてきたけどなんで飛行機の距離で行かなきゃいけないんだよｗ

愛がないメールもありなの？
じゃあ投下。ちなみに原文は改行なし。絵文字は省略

「○○君、久しぶりだね

高校の頃はあんまり話さなかったね
○○君、東京でお医者さんやってるんだって？
××から聞いたよ
すごいね。お金持ちなんだね。
かっこいいよ。いいオトコになったんだね
あたし、今離婚しちゃってお金ないんだよね
子どももいるから本当たいへんだよ
今度遊ぼうよ
○月○日に△△駅の◇◇に集合だよ
新しく○○ていうお店出来たんだけど、ちょっとお金なくてピンチなんだよね
じゃあ楽しみしてるから」

正月、実家に帰省したとき初詣に行ったら、やたらにケバい女が話しかけて来た。
誰かと思ったら、高校時代、ほとんど話したこともない同級生だった。
メアド教えろってしつこかったけど
ほとんど接点ない人だったし、嫁が隣にいたから当然拒否
だが、どこからか俺のメアドを調べてメールを送ってきた。

あとで友人から聞いたら、その女は離婚して今は生活保護らしい。
金がないという割には爪にやたらラメや飾りが着いてて
髪もゴージャスなカールかかってたんだが。

ちなみに待ち合わせの指定場所は地元繁華街で
東京からは飛行機の距離。
まさか、おまえに貢ぐために、東京から飛行機に乗って来いと言うんだろうか

当然行かなかったんだが、そしたら凄い数のメールと電話が来たんで着拒した

おっと説明の追加

時間指定がないけど、これはこの女のいつものことらしい
よく分からないが、
待ち合わせ場所に男が着いてメール→女が自宅から出発
というのがデフォらしく、しかもその女の住んでるところから
待ち合わせ場所までは1時間弱らしい

地球外生命体の考えることはよく分からない

＞一人さびしくツマンナイ人生送れよ

結婚して幸せにやってる可能性は全く考えてないんだね

雑誌の後ろにある「願いがかなうブレスレット、ネックレス」
「ご利益のあるありがたい宝珠」のたぐいの中の体験者談話のようだ

バツ一子もちで貧乏生活をしていたけど、このブレスをつけた翌日に
病院の一人息子の医者の彼と出会え、結婚しました。
すべてこのブレスのおかげです！！

ってか？　あ、付き合っていないんだったな。

どうも
いろいろ教えてくれてありがとう
言われたとおり早速根回ししてみた。

送られてきたメールのうちいくつかを携帯に転送して
コピペして1枚のメールにして
「こんなメール来たんだけど」と地元の親友3人に送ってみた。

地元友人は全員大爆笑
俺が逆恨みして悪評立てられたりするのが心配だって言ったら
みんな大喜びで、進んで「男友達に警報的情報を提供する」という名目で
メールを知人に回してくれた
仕事が忙しいので、こういうことに時間かけられないんで
俺も彼らに丸投げしてしまった

まだ、親友3人はメール回覧してる真っ最中。
だけどその途中に分かったことが。
どうも、こういうアプローチを受けてるのは俺だけじゃないらしい

その女から突然メールを送られて来た男は、俺も知ってるやつで
俺もメール貰ったことを知って、心配して電話かけて来た。

その友人の場合、クリスマス直前に突然メールが送られて来て、
やはり女は、友人の職業を最初から知っていて、
俺と同じく問答無用で日時と場所を指定されて
面会を迫られたらしい。

そいつも既婚者なんで放置してたら、あまりにしつこくて
ついには職場にまで押しかける始末。
職場に来られると非常にまずいので
仕方なく、一度だけ会って
そのとき思いっきり嫌われて終わりにすることを計画

だが、そいつが待ち合わせ場所に行ってみたら誰もいない
「これはチャンス！」
と女に「誰もいないから帰る」メールしたら

「今から行くから待ってて。
いい女をモノにしようと思ったら待つぐらいの努力は当然でしょ？」
と斜め上の返事。

待つ気なんぞ更々ない友人は「待ってられないから帰る」と返信したら

「じゃあ○○君の家に行くから。そこで待ってて。
こんないい女が何度も足運ぶんだから、○○君も幸せ者だよ」と返事。

家には、嫁はもちろん子供もいるので、
子供の前で修羅場は見せられないと思い
仕方なく待つこと１時間。

毛皮のコートに紫の超ミニスーツ姿のその女が
見てて恥ずかしいぐらいに尻を振りながら現れた。
毛皮のコートは、とても生活保護受けてるとは思えないぐらい高価そう
化粧から足の先まで相当気合が入ってるのは分かるが
連れて歩くのが恥ずかしいぐらいの水商売風だった。

話を聞く限り、散々男を待たせた末に
フェロモンプンプンで登場するするのは
どうもこの女の演出ようだな。
もしかして、宮本武蔵にインスパイアされたんだろうか。

当初は貧乏らしさ演出のためマックに連れて行く予定だったけど
明るいうちから、あからさまにいかがわしい女を連れて
駅前大通りを歩く勇気はなく
急遽、最寄の場末の喫茶店に緊急避難

喫茶店行くまでの短い道中でも、女は男の腕に絡み付いて来て
露骨に胸を腕に押し付けてきて
「へー。意外に胸板厚いんだ？」とか言ってたらしい。

小汚い喫茶店に連れて来られた女は
「こんな汚い所」などと大分文句言ってたが
友人は「まずは話を聞いてくれ」と言い、女を座らせ
「実は…」と予定通りに話し始めた。

会社で大きな失敗をしてリストラされるかもしれないこと
父親が事業に失敗して多額の借金を負ったこと
家を売りたいが、不況で値が下がっていて
今売ると大損なこと
そんなわけで、今割り勘で入れる店は、
このレベルの店であること
苦悶の表情で、そんなことを女に話した。

まあ、全部嘘なんだがな。
友人は、会社でもそれなりに信用あるし
父親はそもそも事業なんてやってないし
今住んでる大きな家のローンは、父親の代でもう終わってる

話を聞いた女は深くため息付いて、
場末の喫茶店の窓の外を遠い目で眺めながら

「あたしね…輝いてる男の人が好きなの…」

ｷﾀ━━━━ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ━━━━!!!!
と飛び上がりたくなる喜びを抑えつつ
そいつはとどめに、パチンコ行く金がほしいと
金の無心を女にはじめた。

「はあ？ふざけんなよ
自分が遊ぶ金ぐらい自分で稼げよ。
そんな情けないこと言って恥ずかしくないわけ？」
と、およそこの女の発言とは思えないお言葉を頂いた。

「もっと自分のランクを考えなよ。
こんな店連れて来て。
私とは釣り合わないでしょ？
帰るから。さよなら。
もう電話してこないでね」

早口にそう言って
女は自分が頼んだコーヒー代も払わず
足早に喫茶店から出て行ったらしい」

とりあえず、根回しは順調に進んでいる。
電話かけてきた友人も、周りの友人が心配なので
事情を説明すると言ってた。

警察にはまだ行ってない。
さすがに警察は、少し大げさかと思うんだが

＞こんないい女

;｀;:ﾞ;｀(;ﾟ;ж;ﾟ; )ﾌﾞｯ