小学校3年のはずの弟が、小学6年生になってた
事故に遭って、過去3年ちょっとの記憶が完全に消えてた
どう考えても、今は小学5年の夏休みのハズだった
中学に行っても、先生にも見覚えないし、クラスの半数は知らない人だし
当然授業にもついていけなくて、ストレスで500円玉大のハゲが出来た
身体も自分の知っている体じゃない状態で、心身ともに疲れ果てた
親が家庭教師をつけてくれて、ほとんど自宅学習で3年分の遅れを取り戻し
一般入試で遠くの高校に入った
そこでは記憶喪失(退行性記憶障害)の事は一切話さなかった
頭に強い打撃を受けると良くないというので、体育には出なかった
高校の友人と話が合わない部分は、(記憶が無い期間に流行ったもの等)は
「あー。多分その頃入院していてテレビ見てないかなー」で誤魔化した
一応身体が弱いって事になっていたので、それで納得してくれた
大学生になって、ある夫婦が訪ねてきた
私をひいた車の運転手の親だった
事故を起こした時、無免許・飲酒その他でまだ交通刑務所にいるとの事で
「今、青春を謳歌しているのなら、息子のこともゆるしてやってほしい
息子は貴重な20代を刑務所の中で過ごす事になってしまう
息子の20代が失われてしまう、刑の軽減をしてやって欲しい」という話だった
両親も弟も大激怒して、その人たちを追い返した
「こどものした事を直に謝りたい、と事故直後から言われていたが当時は
とても顔をあわせる心境になれなかった
何度も手紙を貰って、やっと直に謝罪をきける心境になったから弁護士を通じて了解したのに
まさかこんなことを言い出すとは思わなかった」
とその時同席した、相手側の弁護士さんに猛抗議した
私も
「20代が失われると言われたが、それなら私の3年間と、これからも続く不便はどうなりますか?」
「私だけでは無く、家族が受けた苦痛や心痛はどう取り戻させてくださいますか?」
と声を荒げまい、感情的になるまい、と思いながらなるだけ冷静に言った
タイムワープをリアルに体験したのが第一の修羅場
小学5年の学力で、高校受験の勉強をしたのも修羅場
父親が相手も親に殴りかかったのも修羅場
今、社会人だが、まだ記憶が戻っていないままで
結婚を考えている相手に、記憶障害のことを話すべきか決めかねているのも修羅場
本文が長すぎ、と言われたので
色々削ったら、変な文になってしまった
事故の加害者は数年前に出所しています
その後の接触はないです
3年少し記憶が退行したようです
結局記憶が戻ってないのもつらいだろうに
結婚相手には伝えた方がいいと思うよ
また今回のようなことがあるかも知れないし
事故で頭打って3年間だけまるまる綺麗に消えるってあるの?
記憶喪失になるならともかく
>>120
>事故で頭打って3年間だけまるまる綺麗に消える
それを記憶喪失(逆行性健忘、退行性記憶障害)と言うのだが…
何も漫画やドラマによくある「事故の時点から過去を全部を忘れる」のばかりが記憶喪失じゃないぞ
>>120
記憶って不思議な物。
修羅場でも何でもないが、ある山に登った。
その山の登山道はある公園の120分コースの途中から別れてる。
その公園の略図をみたとき、「ここは真ん中だから、帰りは行きとは違う道を通ればいい」って
主張したのは覚えてる。そしてその通り帰った。帰り道は行きと比べて公園内はキツかった。
肝心の登山はまったく覚えていない。
事故とかなんにもなくても、記憶の操作ってこんなに簡単に行えるんだ、ってびっくりした。
相手も相手の親も脳に損傷があるようだが。
小説やドラマのように分かりやすい記憶喪失というものは
そもそも少ないんじゃないかという気すらする
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