友人から「Aがアドレス教えて欲しいんだって」と言われOKしたら自作のラップが送られてきた件

すみません。あげちゃった。かなり長いです。

大学2年生の時、同じ大学の友人に違う大学の彼氏ができました。
友彼は相当お金持ちの家庭らしく、ファミリー用のマンションに一人暮らし。
そしていわゆるリア充で、とにかく友達が多く、よく人を集めてＢＢＱしたり海に行ったりしてました。
友彼のマンションでも月に数回パーティーが開催され、恋人ゲットできるかな？な下心勢はもちろん、
就活の情報交換、就職後のコネ作り、果ては起業の相棒捜しなどでも人が集まってきていて、
大学ではむしろ非リアな自分は「凄い人がいるもんだ！」と新しい世界に酔いしれていました。
（彼女の友達ということで良くイベントに参加させてもらっていた）

そんな中、友人から「Ａからあなたを紹介してほしいと言われたんだけど、メルアド教えていい？
付き合う、とかじゃなくて友達になりたいんだって。まぁそんなわけないと思うけど（笑）」と。
Ａは友彼の幼なじみで親友。パーティーで何度か話したことがありました。
リア充世界に放り込まれた私は「早く自分もリア充にならなければ！」と
焦っていたこともあり、二つ返事でＯＫしましたよ。

そして初メール、ドキドキしながら「初めまして○○（私）です！」と送信し、
心臓ばくばくしながら返信を待っていると、来た！
「件名：ありがとう！　本文：ちょっと待ってて！」
？？？何を待つの？と思いつつ携帯の前で正座して待ちました。
そして送られてきたメール。残念ながらもう消してしまったのではっきりとは覚えていないのですが、
何故か歌が送られてきました。本当に歌詞カードに載ってるくらいの長さのが。
内容もだいぶ忘れてしまったんですが、記憶を振り絞ると

○○の瞳はまるで黒曜石！（俺を惑わすっ）　とか、
○○の事を思って俺は眠れねぇ！（でも○○が悪いんじゃねぇっ）
そうわかってる！（わかってるさっ！）○○は俺の！（俺のっ）天使！（エンジェルっ）

な感じでした。ぽかーんと読んで、最後に
※これはラップです。（　）内はシャウトです。
と書いてあるのに気付き、更にぽかーん。思考停止でしばらく携帯を見つめてました。
そしたら次のメール。「件名：どう？　本文：なし」
で、「私みたいなイケテナイ女（当時は喪女をこう呼んでた）をイケテル人達でからかっているんだ」
と思い、返信せず。友人に相談したところ「それは初メールにしては酷い。でも切っちゃうのは早いよ。
もう一回メールして真意を聞いてみたら？」と言われ、それもそうだな、と。

「昨日のメールはちょっと私にはよく分かりませんでした。すみません。＋世間話」と送信。
返信はこれもうろ覚えですが「俺、歌手目指してるんだ。お前に聞いて欲しくて。どうだった？濡れた？」
急に下ネタ入ったし、お前呼ばわりだし、更にからかわれてるようにしか見えないしで、カッチーンと来て、
「すみませんがお友達にはなれないと思います」と返信し、友人に一応許可とって（友人に紹介だったので）
直拒しました。

しかしアドレスを変えたのか、別の携帯なのか、「件名：どうした？本文：繋がらないけど」
え？ナニコレ怖いと思って無視すると「件名：あいたい　本文：なし」というメールが1時間に20通来ました。
そして「いっぱい送ってごめんね。一回話せる？」とまぁ普通のメールがその後来たんですが、
１～２時間おきくらいに「話せる？」「会って話したい」「話したいんだけど」「ねぇ会おうよ」
ここで友彼を通してＡに注意してもらったんですが、どうもＡはからかっているワケではなく、本気だと
聞かされました。余計怖いです。むしろ面白半分にやられてるほうがマシでした。

もう一度「ごめんなさい、お付き合いはできません。気を持たせて本当にすみません」
と返信したケド「一回話せばわかる、生歌を聴いてほしい」「君はほかの女とは違う」
「お願いだから俺の（名前忘れたけど女性ラッパーの名前）になってほしい！」
「いつまでも君を待つ！」というかがやはりラップ調の歌詞で届く…。
アドレスを変えても変えても…いつしか寝る時は携帯の電源を切るようになりました。
しかしある日、忘れていて電源を切らずに寝てしまい、夜中の２時に「ねぇねぇ^ ^」というメールが。
そこで突然のリバース。そしてお腹を下して朝までトイレに缶詰。
私追い込まれてるわ。と気づき、自分のアドレスを携帯ごと変えました。

こちらのアドレスが変っては手も足も出まい！と胃薬片手に勝ち誇っていたんですが、
まぁ確かに私とＡとの接触は切れたのですが、その関係で友人と友彼が大修羅場になりました。
スレ違いなので簡潔に書くと、

友彼がＡに頼まれて私の新アドレスゲットしようと彼女（友人）の携帯を盗み見、
友人、なんとパーティーで知り合った人と浮気してたのが発覚。
友彼「てめぇどういうことだクソ女！」Ａ「○○のアドレスは！？」
友人「人の携帯何勝手に見てんのよ！サイテー！しかも私の友達をＡに売る気だったの！？」
Ａ「ねぇってば！」友彼「うるせー話をごまかすな！間男出てこい！どういうことだああ！」
友人「うっさい！もういい！別れればいんでしょ！」Ａ「ねぇねぇ！！」
友彼「そういう問題じゃないだろ！別れるならカルティエの腕時計返せ！」
友人「けちくさ！いいよ！返すよ！」友彼「物ですまそうとうするんじゃねぇ！」
友人「意味分からん！小さい男！」Ａ「………」
私もＡも置いてけぼりのままフェードアウトで終了しました。良かったです。

以上です。長ったらしい上にﾛﾐｵ分薄くてすみませんでした。
しかしメールがバンバン来ているときは本当に恐ろしくて、
もう少し長く続いていたら本当に精神をやられていたと思います。
現在進行形でロミオメールを受信している人の心労を思うと本当に、心から応援します。

最後のシーンのAの様子だけがはっきりと想像できて笑ったｗｗ

自らマークパンサー入れてきた・・・と思ったらシャウトなのかｗｗ

読み返したら、（建前とはいえ）「付き合うとかじゃなく友達になりたい」でのいきなりのアレなんだなｗ

いやほんと浮気しててよかった

「どうだった？濡れた？」
バッカじゃねぇのぉぉぉぉｗｗｗ

面白すぎて目が濡れましたｗ

性欲全開できっしょいなあA
友人と友人彼のどさくさで話が立ち消えて良かったね。

自分からはあくまでも「友達として」付き合って、
俺さまのソウルを見た女の方から
「素敵…お願い、抱いて…」という展開を
期待していたんだな。
「濡れた？」なんてふっちゃってダメになったがｗｗ

なんとなく一時流行してたダパンプのIfを思い出した。
そして笑った