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不要書類を整理してて古いエンジンの設計図を見つけた。課長に「捨てて良いよ」と言われ捨てたのだがその設計図はなんと・・・

179: 2017/11/10(金) 00:53:26.31 ID:6ODJlAv+

ほぼジーサンの今からウン十年前の記憶
あるメーカーで駆け出しエンジニアとしてエンジンの設計をやっていた。
部内の不要書類や部品の廃棄をしてスペース確保をするように管理部門から通達があり、
ペーペーとして大掃除をやっていたんだが、図面ラックのある一段にエンジンの図面一式
が詰め込んであったので、中身を確認したが試作図面のようで敢えて保管する必要もなさそう
だったので、課長に廃棄を具申した。
ちょっと間をおいてから、捨てていいよ、の返事をもらってシュレッダーへ投棄した。

その日の残業時間、古株の係長に呼び止められてその図面の来歴を聞かされた。

あれはな、課長が新規プロジェクトで新エンジンの開発をやった時の図面一式だったんだよ。
ちょうど試作エンジンが回りだした頃に開発中止が決まってな。会社が金が足りなくて。
開発チームみんなで酒飲んで悔し泣きしたよ。
課長の気持ちを思うとなかなか処分できなくてな。まあ潮時だったな。

知らなかったとはいえ、やっちまった感が尋常じゃなかった。

本日のピックアップ |ω・)ノ
~ここから記事の続き~

180: 2017/11/10(金) 01:42:27.78 ID:14Eh1G6s
>>179
本人が許可したんだからいいんだよ。
大事な役目果たしたね。お疲れ様。

 

181: 2017/11/10(金) 07:05:29.14 ID:XwP4rhE5
>>179-180
係長、一言多いタイプ
言わんで良いことを口走るタイプだったんだな

 

182: 2017/11/10(金) 12:00:32.90 ID:+/qfH2Tl
>>179
課長も係長も踏ん切りがつかなくてきっかけを待ってたと見た
でもいざ処分したらしたでぶわっと抑えきれないものが噴出して
由来を話さずにはいられなかったんだと思う
いつか誰かがしなきゃならないんだから報告者は決してやらかしてはいないよ

 

183: 2017/11/10(金) 16:00:52.03 ID:PDNNnDEt
課長と係長と>>179
尊敬や哀愁、歴史を感じさせられるしみじみとした話だ

 

184: 2017/11/10(金) 18:03:03.50 ID:flybdOiq
物は捨てたけど課長の歴史は受け継いだんだよ
それで良かった

 

185: 2017/11/10(金) 22:15:37.49 ID:6ODJlAv+

みなさん、沁みるコメントをありがとう。

書類処分という些末な案件だったんだが課長に直接具申したのは妥当じゃなかったとは
思う。通常のように直属上長である係長に聞くべきだった。
係長に事情を聴かされたのはよかった、聞いてなかったら課長に図面がらみで無神経な
話でもしてたかもしれん。

今考えてみると、主担当としてその図面をひいたのは係長のはずなんで課長に仮託して
係長の思いを俺に告げたのかもしれん。
俺の行いが彼らの気持ちのケジメにつながったのか、そうならいいが。

ちなみに数年後、課長、係長といっしょに新エンジンをやらせてもらった。
リベンジになったんだろうかね。

 

186: 2017/11/10(金) 22:23:10.89 ID:AVFBwAKE
イイハナシダナー(*;∀;)

 

187: 2017/11/10(金) 22:28:15.12 ID:g/CDRbiI
何でだろ
中島みゆきの歌が頭を過ぎる

 

188: 2017/11/10(金) 22:30:13.10 ID:cMS7jhHu
>>187
元気ですかと

 

210: 2017/11/11(土) 11:34:04.06 ID:133Xb0Mu
>>185
リベンジどころか歴史が受け継がれ、新たな一歩を踏み出したんじゃないか!
これぞ漢の浪漫。・゜・(ノД`)・゜・。

 

引用元: http://2chspa.com/thread/kankon/1508825052

この記事へのコメント

  1. 名無しの読者さん より:

    地上の星

  2. 名無しの読者さん より:

    戦中戦後の話か?今の時代、個人でエンジン全体の設計なんてしないんだが
    ブロック、3C、ピストン、吸排気系、制御系、全部の担当部署がバラバラだぞ

  3. 名無しの読者さん より:

    いまどきエンジン?妙だな

  4. 名無しの読者さん より:

    何年も使ってないなら捨てた方が新しく幸せなものが来る可能性が高い。これを断捨離と言う。断捨離してますか?ひと月以上横に積んだ資料や本があったらもう読まないから捨てましょう。

  5. 名無しの読者さん より:

    ほぼジーサンの今からウン十年前の記憶ってあるから実際戦中戦後の話なのかな

  6. 名無しの読者さん より:

     戦艦大和は、複数の設計担当がいた。 しかし、当時29歳で艦首を含む前方部分を設計した海軍の技術士官が、40年ほど前の日本テレビの番組に呼ばれていた。 「 あの 」ヤマトの一部とはいえ、29歳で設計担当になったそのお爺さんは、只者じゃないことぐらい、当時小学生のガキの俺でも解る。
    天皇によるラジオ放送を受け、上官より帝国海軍の機密書類やマニュアルやら設計図の、ありったけの焼却処分命令。 しかし、当然日本最高の戦艦を担当した、汗の血の結晶の設計図を自ら燃やせずに、全部は隠せなかったものの、ばれない量を一部隠した。 なお、自分の担当した図面は、何度も失敗してやり直したり、清書前の下書きやノートが自宅に元々あった。 後年遺族が、呉のヤマトミュージアムに寄贈した。

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