数年前に参加した不幸になりそうだった式。
社内恋愛の末に結婚したカップルで、どちらも人望も厚く仕事もできる人たち。
(新婦のほうが入社が先の姉さん女房)
料理、来賓のスピーチ、花、演出などすべてにおいて文句のつけようがない素晴らしい式だった。
ただ、不安なことが一つあり、それは新婦の同期かつ新郎の直属の先輩A(メンヘラ気味)が新婦に惚れていたこと。
Aが新婦に惚れているのは若い社員を中心とした周知の事実だったが、告るわけでもなく見つめているだけのこと。
直接アクションを起こされたこともなく、上記の関係で呼ばざるを得なった。
式が終盤に近づき、テーブルスピーチが始まった。
同じテーブルの数人が「当たったらどうしよう」と顔を見合わせるなか、新婦同期のBさんが
「自分が頼まれてるから大丈夫だよ」と落ち着かせてくれた。
そして司会者が自分たちのテーブルに訪れ、
「それでは、このテーブルでは・・・」とBさんにマイクを向けようとしたところ、隣のAがマイクをつかんで立ち上がり
「僕はずっと新婦さんが好きでした!正直裏切られた気持ちでいっぱいです!」と言い出した。
鎮まる会場。メダマドコーな新郎新婦。
するとBがマイクを取り返し
「僕も新郎君が入社した時から狙ってました。せめてタイで性転換するまで待ってほしかった!!」と激白。
次は隣のC子さんが「新婦ちゃんは3歳の息子の初恋のお姉さん!息子が成人するまで待ってほしかった!」
自分「私が男なら新婦先輩をお嫁にしたいです!」
D子・E子ちゃん「私も!!!」
Fさん「ぼくは新婦さんのきれいなお友達を狙ってるのでだいじょうぶです!!」
と、みんなでフォロー。会場もCさんあたりから笑いが聞こえるようになった。
司会者が「同僚の皆さまから、熱烈な告白をいただきましたがどういたしますか?」と新郎新婦にマイクを向け、
「自分の決めたのは新郎さんだけ」
「一生、新婦さんを愛し続けるので皆さんの気持ちにはこたえられない」
ときれいに納めてくれた。
その後、Aが暴走することなく式は終了。
しかし事情(Aの片思い)を知らない上司から「悪ふざけが過ぎる」と説教された。
(別の上司から事情を聴き、後日謝ってくれた)
A退職の記念カキコです。
連携プレーに拍手だな
最近あったね。同僚の余興って事で・・・
余興だとDQNだけど、>>30のはGJだよねぇ。
ま、Bで止ってたら、もう一つ微妙になったけど、Cに繋がったことで
形になったな。
俺だったら、ハァ?で終わってたなw
そう、C子さんが素晴しい。
感動をありがとう
最初は何事かと思ったが、「息子の初恋のお姉さん」で、
列席者の意図が理解できた。咄嗟に良くここまで出来たものだ♪
Fさん、どさくさに紛れて何言ってんだwww
なんにせよいい人達にかこまれてるんだなと感じた
(上司が怒ったのも普通は当然だし、事情を知って謝ってるし)
新郎(新婦)「じゃあ新婦(新郎)は俺(私)が」
同僚「「「どうぞどうぞ」」」
>>30-31
A以外の職場の人たちの、機転のきかせ具合と絶妙な連携プレーに感動した。
司会の人や新郎新婦も落としどころが上手だ。
上司も戒めることは当然ながら真実を知ったら謝罪とか、しっかりしてる人だし。
いい職場だね。羨ましい。
しかしよく咄嗟に思い立ったなBさん。
それに子供使って便乗して苦笑から笑いに持っていったCさんもすごい。
乗り遅れずに皆でアドリブって、皆頭良さそうだ。
俺はFさん好きだw
おまけに上司から叱責された際、「自分が首謀者」だとみんなをかばったBさんは、
その後「後輩思い」と株が上がりました。
Fさんの告白ですが、新婦友人すべて既婚者でしたので大丈夫じゃありませんでしたw
何という壮大な後出しw
Aさんも玉砕覚悟で結婚前に思いを打ち明けて、
潔く振られていたらよかったんだけどね。
なにも結婚式で告白せんでも…。
Bさんをはじめとする列席者のみんなが機転効かせてくれたから
和む結果になったけど、
変にあたふたされたり沈黙されたら不幸になってたよな。
ある意味ナイス。
この記事へのコメント
とっさの状況で危険な雰囲気になる流れをBが力技で食い止め、Cが笑いに持っていく。
BとCは社内の評価は抜群になるだろうし、仕事もできるんだろうな。