数年前のクリスマスにあった披露宴の話。
高校時代の部活仲間(♀)に呼ばれて出席。当方、男。行ってみたら、部活仲間で一卓が
設けられてて、そこそこ盛り上がった。女子多勢の演劇部だったから、男は俺ともう一人(Aとしよう)だけ。
俺もAも地元を離れてたから卒業以来だったけど、女子連中は度々集まってたらしく、女子が男2人に近況を聞く形で
雑談が進んだ。そこで初めて知ったけど、Aは2浪した大学を中退して予備校の先生になってた。
高校時代は天才と言われて、東大目指してたぐらいだから意外だったけど、「子どもは可愛い。大学やめずに
教職とっとけば良かった、後悔してる。予備校は実力の世界だから、教え方さえ上手ければ首にはならない。
いずれは大手の看板講師になるんだ」と語ってて、相変わらず良い奴だなと思った。昔から、頭良いのに
全然奢ったところのない奴だった。
できちゃった結婚(子どもは既に1歳)ということで、式はなく、披露宴のみ。それも食事会っぽいカジュアルな
雰囲気だった。でも、ホテルのレストランだから食事も酒も美味い。貧乏学生だったからがっつり食べて飲んだ。
みんなも似たような感じで、かといって悪酔いすることもなく、新婦や赤ちゃんのことなんかを和やかに語ってた。
高校時代は、天真爛漫というか、やや我儘で、周りを振り回すことも多い子だったのに、すっかりお母さんの顔に
なっちゃってねー、とか。ぶっちゃけ、日取りがクリスマスって聞いたときは「相変わらずだな」と思ったけど、
やっぱ友達だし、幸せそうな顔を見たら小さな不満はどっかに飛んでた。Aはしきりに赤ちゃんのことを「可愛い」と言ってて、
「こいつほんとに子ども好きだな」とか思ってた。
ご年配の挨拶とかお色直しも済んで、ご歓談のときだったな。Aがふっと席を立って、トイレかと思って見送った。俺もそのとき
トイレ行きたかったんだが、高校時代ちょっと好きだった子に話しかけられてたから、立たなかった。
後から思えば、このとき一緒に行っとけば良かった。会場の出入り口(トイレは外)に向かったように見えたAが、いつ
方向転換したのかは見てない。
「○○ちゃん(新婦の赤ちゃん)は俺の子です」
いつの間にかAが、無人だった司会者席でマイクを持ってた。出席者全員ポカン状態だったが、司会者(男性)は
すぐにAを取り押さえに行って、それを何とAが蹴り倒した。ウェイトレスさんが「警備呼んで!」とか叫んで、みんな
ざわざわしてたけど、Aの声はマイクだったから普通に通った。
「早産なんて嘘です」「鑑定してみれば分かります」「俺はだから(結婚を?)やめろって言ったのに」
Aの話はちゃんとした流れにはなってなかったけど、とにかく短い言葉で伝えようとしてるだけで、酔って言ってるようには
見えなかった。しかも、新婦と一番仲良い子(俺が好きだった子)が「言っちゃった」と呟いて、勝手な推測かもしれないけど、
ほんとのことなんだと思った。
Aは厨房から出てきた男性2人に両腕抱えられて連れて行かれた。ついていこうと思ったんだけど、司会者が「列席者の皆様は
ご着席下さい、お立ちにならないで下さい!」と必タヒに訴えてきて、何か悪い気がしてそのまま座ってしまった。
あんまり見ちゃ悪いような気がしてちらっと見たら、新婦は突っ伏して泣いてた。新郎は、結構歳のいった人(40歳近く)
だからか流石に落ち着いてて、赤ちゃんを抱っこして背中をぽんぽん叩いてた。
お通夜ムードの中、新郎側の挨拶になって、新郎父は完全に台詞がぶっ飛んだようできょどってて可哀想だったが、
新郎は挨拶の中で「誰が何と言おうと○○は僕の娘です」と宣言してた。
披露宴が終わって、女子半数と一緒にAを迎えに行ったけど(半数は新婦へ)、ホテルの人に「もうお引取り頂きました」と言われた。
披露宴前にAとアドレス交換したんだけど、電話出ず・メール返信なしで、しばらくしたら「お掛けになった電話番号は、
現在使われておりません」に変わった。
Aが勤めてると言ってた予備校にも問い合わせたけど、「在籍しておりません」と言われ、じゃあやめた人の中にはいないかと
聞いても、「個人情報ですので」と突っぱねられた。
今でも気になってて、予備校を見かけるとパンフレットでAの名前を探したりしてる。少なくとも俺の知ってるAは
悪戯で人の幸せを壊すような奴じゃないし、誰も幸せになれないようなことをする奴でもない。
もしAがこれを見るようなことがあったら、俺の携帯は変わってないから今からでも連絡が欲しい。
大変読みづらいけど読んだ
だがよくわからないんだが、失踪したAは新郎ではないんだよね。
結婚式に「新婦の子供は俺の子」とぶっちゃけた、新婦の元部活仲間、ただの招待客
そんなに読みづらいか?
新郎新婦のその後が知りたい。
新郎が全く動じてなかったからたぶん円満だろうけど。
Aの大学中退とか職業のくだりをはじめ、なくてもいい情報が多いのは確かだが
冷静によめば理解はできる
909さんと投稿時間が詰まりすぎて分かりづらくなっちゃったな。ごめん。
>>919
新郎新婦は、子どもの写真が入った年賀状が毎年届いてるから、たぶん
円満なんじゃないかと。新婦とはあれから直接会って話してはいないから、推測だけどな。
>>921
もしかしたらAがどこかでこれを見て、自分のことだと分かってくれたりしないかと思って、
余計なことまで書いてしまった。すまん。
Aの子を新郎の子だと騙してるのか……
ろくな奴はいないという典型だな
・新婦とAは付き合ってた→新郎が金持ちとか裕福とか権力者とかで略奪(子供も)
・新婦はAとつきあってたが新郎が金持ちとか(ry で乗り換え→新郎を悪者に仕立て上げ新郎をだましてる
とか色々ゲスパーできるな
どちらにしてもAが(まともだという前提で)気の毒だし、
しゃあしゃあと幸せそうにしてる?新郎新婦(のどちらかor両方)に腹立つ
>>926
新婦がAに妊娠を告げる→A「おろせ」 新婦「1人ででも生む」→
理解ある新郎と出会い、子ともども引き受けてくれる→
Aは生まれた子を見て気が変わる
という展開だってありそうだけど
Aよりも新郎が人間的に優れている部分があったからこそ新婦がなびいたのかも知れんよ。
式の時の対応とその後の生活を見る限り。
まあ新婦がAと新郎を二股かけてた時期があったのか、Aと別れて新郎と交際スタートした時に腹に既に子がいたのか、
それは分からんが。
何らかの事情で子供が望めない男性だったりしたら、好きな女性の産む子供だったら、
実の子と思って育てようという人もいるかも。
同席者と赤ん坊は不幸だっただろうけど、新郎新婦は自己責任だと思う
だったら女友達だけ呼べばいいのにね。招待客はどん引きだっただろうし、気の毒。
新婦もちょっとドリーマーみたいだし、反省してる、心から祝福したい
とか言われて舞い上がっちゃったんじゃないかね。
>>933
だね。心底悪い奴ではないけど、実は結構手に負えないタイプだったりする。
>>906のくだりは、意識的に書いているのかどうかはわからないけど、よーく読むとAの本質が
わかるエピソードだと思う。
意外とプライドの高い自信家で、いい人ぶりたがるところがある。でも自分の理想に自分を近づける
努力はやりきれない(詰めが甘い)。
自分でその欠点を直視できなくて、その場その場で言い訳しながら易きに流されちゃうんだよなー。
正義感とか同情心は妙に発達しているから、情に流されてとんでもないことしちゃうことがある。
我ながらえらく断定的に書いているとは思うけど、すごくよく似た男を身近で知っているんだよな。
やっぱり教職志望で、一見いい人なんだけど、言うこととやることに整合性がなかった。
教職試験と採用試験に絶対受からないで欲しい。
>>935
多分受かってないよ。詰甘いし、自分の実力も直視できないから。
地元は競争率激しいんで、他県の受かりやすそうなところに移動したみたいだけどね。
受かってても職は全うできないと思う。根本的に気持ちが甘いんだ。
「言うこととやることに整合性がない」に追加解説すると、一見もっともらしい言い訳してるけど、
実は全部「逃げ」の行動するための理由付けをするってことなんだよね。
>>906のAも、同級生や友達じゃなくて、先輩や上司とか年配の人に評価聞くと、「口先だけ」とか
言われてるかもしれない。
>>906=>>934
自分でフォローいれなくていいよw
見比べてみたら、>>906と>>934の文体そっくりだな。
カッコ書きで補足入れるところ、句点の後に文章を続ける癖。
俺は今でもAを良い奴だと思ってるし、934さんが言うようないい加減な奴だとは思ってない。
ネタだと思われるのは構いませんが、934さんと俺が同一人物との認定だけは取り消してください。
万が一、Aがここを見つけて、なおかつ934さんの書くような境遇にあったとき、
僕が内心でAをバカにしているものと、Aに勘違いされたら困ります。
下手な文章で、皆さんを混乱させて申し訳ありませんでした。
Aがここを見る可能性はとても低いと思うし
もし見たとしたら906-908の話がネタじゃないのは理解してるわけだから
934=906だと思うことは無いわけで
んな心配しなくていいよw
この記事へのコメント
まずは奢ると驕るの誤字にツッコミを入れとく