流れを読まず、規制とけた記念に晒してみる。長文ですが良かったらお付き合いください。
夜中の2時に知らない番号から留守電が入っていて、
何の気まぐれか折り返してみたら、当時私が親しくしていた男性の、
内縁の妻さんだったことが今までの人生最大の修羅場。
自分と男性(以下男)が知り合った時は、二人とも30手前で会社の同僚の関係でした。
基本自分は男運が悪く、おまけに友人が不倫してて泥沼ったの見てたので、
「そういえば男さん、彼女とか居ないんですか?」とまずは慎重にフラグ立てたところ
「居ないよ。ところで今日帰り予定ある?」と絵に書いたような返事がかえってきたので、
ならば良しとデートっぽい事をする仲に。
途中男の方が転職していったのだけれど、縁が切れるでもなく
むしろメールは頻繁になるし、職場内でもなくなったから気を使う必要ないし
そろそろ正式にお付き合いかなー、あれ、でも進展ないなあ、
またなんか訳あり物件選んじゃったかな? と思っていた矢先に
問題のお電話でした。
人間テンパるといろいろ考えるもんですね。
「男の内縁の妻です」っていわれて真っ先に思ったのは
「内縁の妻って実在するんだー! すっげー!」でした。
今にして思えば妻さんを疑わなかった時点で、自分は相当男を疑ってたんだなと思います。
次に頭をよぎったのは
「慰謝料払えるほど貯金ないし、裁判沙汰になったら親不孝ものだなー。
不貞行為はまだ致してないんだけど、終電逃して外泊はしてるから、
あれを写真撮られてたら信じてもらえないよなー。」
というわけでまずは身の潔白を主張。
「女性がいたことはもちろん知らなかったし、そういう事ならもう会いません。
申し訳ありませんでした。」であっさりご理解頂ける。
外泊ももちろんバレてた(むしろそこからばれた)んだけど、
「すみません、あの日はわたしがワイン勧めたんですけど、
グラス一杯で男さん酔って寝ちゃって…。
本当になんにもなかったんです。酔い潰させてしまって済みませんでした」
「あはは、そんな事だろうと思いました。あの人本当にお酒弱いんですよね」
「いやー。ほんとびっくりしました。あはは……」
我ながら笑い話にもならない事実だと思うんだけど、
これまた拍子抜けするほどすんなり信じられてしまって、
結果、深夜2時に内縁の妻さんと浮気相手?の自分二人で談笑するというカオスな状況に。
「どうせ格好つけて断れなくて飲んだんでしょう。もー。本当に困った人なんですよー」
からだんだん妻さんの愚痴が始まって、やがて涙声で
「子供ももう幼稚園なのに…」ってついには飛び降りそうな勢いで
妻さんのスーパー愚痴タイムスタート。
ご迷惑おかけした手前無下に切るわけにもいかず、
とりあえずはいはいと正座で拝聴すること1時間以上。
端折りますが、さすが内縁の妻さん、それまでの経緯も生活環境もハイパー斜め上でした。
明け方になってやっと解放。結局徹夜で仕事行きました。
男からも話を聞いて終わりにしたかったので、後日男と二人で面談。
二人で会いたくなかったので妻さんお同席願ったけれど断られた。
まずは妻さんが話を盛っている可能性もあったので、確認したところ全部合ってました。
男さんの意見を要約すると。
「嘘はついてないよ。オレ、恋人も奥さんも居ないよ、内縁の妻だもん。
子供はオレの子かもわかんないし、だから戸籍上でもオレの子じゃないよ。
オレの友達も家族も妻さんの家族も、みんな分かった上でオレと付き合ってくれてるよ。
だからオレと友達でいてよ。君だけが今オレの癒しなんだもん」
「お子さん可哀想だから、さっさと別れてあげてください。じゃ、さようなら」
今でも立派に男性不信ですが、とりあえずアイツと縁が切れたので、
妻さんからの深夜の電話には感謝しています。
とくに胸糞よくない話ですみません。長文失礼しました。
男を見る目養いなさい
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