私は11歳の時、殴られて入院したことがある。
庭先で遊んでたら突然意識がなくなって、気が付いたら病院にいた。後ろから棒か何かで殴られたっぽい。
犯人については知らされず、それまで祖母・両親・妹(3つ下)と住んでたんだけど、退院後は祖母以外で別の家に引っ越した。
今思えば犯人と引き離すためだったんだろうが、ボーっとした子どもだった私はよくわかってなくて「おばあちゃんだけなんで置いていくの」と泣いた。
その後は祖母家に行くのも禁止され、祖母と会うにはこっちの家に来てもらうか、外食するかでしか会えなくなった。
私は両親と祖母が喧嘩したんだと思っていた。
それから長い年月が経ち、祖母がタヒんだ。
祖母の家の片づけにも私と妹は行っちゃだめだと言われ、祖母の兄妹と男衆だけで片づけをした。
祖母の家が取り壊される寸前になって、母が「今だから言うけど」と話してくれたのが以下。
当時私達が祖母と住んでいた近所には、ある中年男性が住んでいたらしい。
その男性から「おたくの次女(妹)を養女にほしい」という話があった。親は当然お断り。
しかしその後も、人を介して「養女にほしい」と何度かしつこく言ってきた。男性の家は地主で、「遺産のことを考えれば悪い話じゃない」と言う人も数人いたらしい。
両親は断りつづけた。
で、その話を当時の私(10)は何かの拍子に知ったらしい。「ちっちゃん(妹)をよそにやるの?絶対ダメ!」と激怒したそうだ。
それは何となくおぼろげに覚えてる。
そしてしつこく「養女にくれ」という代理人に向かって「ちっちゃんはやらん!」と怒鳴った。これも何となく覚えてる。
翌年、私は11歳、妹は8歳になった。
そしたら地主の言うことが変わって「妹と見合いさせてくれ」という話になった。妹は7歳から8歳になっただけなのに、なんで養女→見合いに進化するのかと…
でも母親が言うには「養女云々というのも、最初から嫁にするつもりでの申し出だったと思う」と。
当然両親は激しくお断り。
ちなみに何で私じゃなく妹だったかというと、妹の方がかわいかったのと、「少しでも若い方がいい」から。
私が殴られたのは、このお見合い話を断った数日後。
殴った犯人は、妹と見合いしたがってた本人。地主の中年男性。
彼の中では、「妹ちゃんが見合いに応じないのは、自分が選ばれず、地主のお嫁さんになるというシンデレラストーリーを打ち砕かれ嫉妬した私が妨害している」
という筋書きができていたそうで、嫉妬に狂った姉(←私)を殺せば妹ちゃんは僕のところへ来る!と思ったかららしい。
でもいざやってみたら、一回殴ったところで怖くなって地主男性は逃げたという。
本来なら二度三度と殴られ私は撲殺されてたらしい…
男性は当然逮捕されたが、初犯だったし地元住民から減刑嘆願書?か何かが提出されて不起訴になった。
そして退院後、私達一家は引っ越し。祖母だけは「向こうの動向を見張る」と言って残った。
何かあやしい挙動が向こうにあれば、すぐさま両親に電話で知らせ、私と妹は成人まで守られたという次第だった。
まったく想像も及ばない修羅場でびっくりしたし、その男性がまだ地元でふつーに暮らしてるらしいことも衝撃だった。
ちなみに私は相変わらず地味子だが、今の妹はバンギャになっちゃって舌ピ、鎖骨ピとか開けて見た目けっこう怖いです。
>>167
お婆ちゃん、家族と離れ離れになっても孫を守るってかっこいいね
>地元住民から減刑嘆願書?か何かが提出されて
狂ってる
すみません、母に聞き直したら一部間違ってました
男性は起訴されたそうです。裁判で執行猶予が付いて刑務所に行かなかったというだけでした。
いいかげんなこと書いてすみません
167が後遺症も無いようで良かった
孫娘たち一家を守るために一人暮らしになったおばあ様の覚悟が凄い
そして何故に減刑嘆願書?
ちゃんと事実が伝わってないとか?
減刑嘆願書の事もそうだけど、妹さんを養女に欲しいと言われた時に「遺産のことを考えれば悪い話じゃない」と言った人が複数いるのにびっくりしたわ…
遺産とかお金とかそういう問題じゃないよね、昔の生活苦で子どもを差し出す時代じゃあるまいし何が悲しくて子どもを養女にやらなきゃならないんだって思ってしまった。
ちょっと前にも田舎で近所に住んでいる中年男性に狙われていたのを祖父母や親戚?から守ってもらって成人まで知らされなかった、みたいな話があったけど田舎の闇だな…と思ってしまう。
あなたも妹さんもご無事で元気で何よりです…
この記事へのコメント
当の変態本人と地主一族が重症の痔主になる呪いをかけてやる。
๛ก(ー̀ωー́ก)
◯リコン(笑)は発覚次第、抜いてしまったほうが世の為だね。
原型嘆願書で思い出したが知り合いがスーパーの警備員やってた時に万引き犯を捕まえたら地元の有力者だかの息子で、店長から許してやるように言われてバカらしくなったから辞めたと言ってた
現代でもこういう事はある