202: 2013/02/04(月) 23:40:39.91 ID:YXQoWR8P
本家が膿家とも知らずに、俺が婿養子に出るということで嫁と一緒に顔見せに行った。
その日、嫁は絢爛舞踏と化した。
嫁スペックを根掘り葉掘り聞いて、嫁が包み隠さず全部答える。
ボカして言えば嫁父は会社役員、祖父はある日用品の開発者で副社長
大叔父は国営企業の総裁・副総裁クラスで、祖父・大叔父叔母世代は皆旧帝・女学校出などなど……
そこで欲の出てきた本家の連中が
「分家の出来損ない(正直人生スロースタートなので言い返せない)なぞには不釣合い、本家に嫁ぐのが幸せ」
と言い寄ってきた。
40代くらいの本家の息子も一緒。
嫁の身が危ないと思ったのでさっさと帰ろうとしたが、元々短気で何かと言い返さずに居られない嫁、反撃開始。
「私、俺さんの見た目から好きになったんですよ。でも本家さんはっきし言ってブサメンですよね。」
「釣り合い釣り合いって言ってますけど、じゃあこんな田舎の農家と私の家じゃ釣り合い取れないですよね。
あ、父方の祖母の実家は北陸でも5本の指に入る大庄屋だったそうですよ。(北陸の島)もかつては曽祖父の土地だったんですよ。」
「私は昼間働いて、代わりに家事をしてくれる旦那さんが欲しいんです。だから俺さんと結婚しようと決めたんです。」
「私は婿養子を取らないといけないから分家の俺さんをお婿さんにしたいのに」
「本家息子さんの最終学歴は?え?高卒?じゃあ釣り合い取れませんねー。」
(お互いFランながら一応大卒)
などなどなど……
昔から口は回るが口は災いの元を地で行ってた嫁、ここでは口が武器になってたわ……
結局、キレた嫁の口の悪さを間近で見た本家は嫁を諦めてくれた。
怒った本家連中に嫁が何かされないかと冷や冷やしていたのが内心修羅場。
ヘタレでごめん。
気をつけろ
人間辞めてるやん
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