幼稚園児だった私は、近所の小学生Aちゃん達に遊んでもらっていた。ある日、Aちゃん達は私の家で集合して「絶対に行ってはいけない」と言われている神社公園に私を連れて行き・・・

家出の話でふと思い出したから便乗書き込み。
幼稚園の時に私が行方不明になったのが私と家族の修羅場だった。
纏めようとしたけど長くなってしまった…。
読みにくかったらごめんなさい。

私:幼稚園児。確か年長くらい。
Aちゃん達:近所の小学生4～5人グループ。彼女らは同学年。私より2～3歳上だったと思う。

幼稚園児だった一時期、Aちゃん達に時々遊んでもらっていた。
一人っ子だった私は知らない遊びを教えてくれたり、子供だけで遊びに行ける範囲を広げてくれるAちゃん達と遊ぶのが好きだった。

ある日、Aちゃん達は私の家で集合した後、子供だけで絶対に行ってはいけないと言われている神社公園に私を連れて行った。
住宅街や太い通りのすぐ近くにあるが昼間でも生い茂る木で薄暗く、変質者の噂も度々あるため近隣の人もあまりこない場所だった。

だんだん行き慣れない方向に行くのが怖くなり、私は
「怖いから帰りたい」と訴えたが、Aちゃん達が大丈夫大丈夫！とどんどん進むのでついて行った。
公園について少し遊んだ後、怖くなったので一人で帰ろうとしたが帰り道がわからない。
「どっちから来たっけ？」とAちゃん達に聞くと
「知ーらない！」と言って、
「あ、私叔母ちゃんの家に行くからこっちから帰るねー」
「あ、私お母さんに買い物頼まれてるから」
とみんな違う目的地を挙げて二つある出口からバラバラに帰ってしまった。
どっちについて行けば自分の家に帰れるか分からずオロオロしているうちに、公園の真ん中にポツンと取り残されてしまった。

薄暗い公園の真ん中で、どちらの出口も見える場所に立ったまま人が通らないか待ったが誰も通らない。
『私は家族には会えないままここでﾀﾋぬのかも…』と思ってその場で泣いていた。
その時の心境は子供心に修羅場だった。

Aちゃん達はその後合流し、私の家に行ってお菓子クレと言ったらしい。
親はお菓子を出しながら娘はどこ？と聞いたが、Aちゃん達が、知らない、いつの間にかいなくなったと答えたため大騒ぎに。
家族で手分けして私が行きそうな場所を探すも見つからず、警察に相談すると
「もう一度町を探して見つからなければ誘拐も視野に入れたほうがいい」
と言われ修羅場だった模様。

最後にもう一度と探しに出た曽祖母が私を発見し連れ帰ったため、結局大事にはならなかった。
私は一人で勝手に公園まで行ったことになっていて大目玉を食らった。

この件がきっかけで私は今までAちゃん達から向けられていた悪意に気づき、Aちゃん達とは遊ばなくなった。

以上です。